意思決定論: 選択のメカニズム

著者 :
  • 白桃書房
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784561226420

作品紹介・あらすじ

昼食のメニューを決める時から結婚相手を選ぶ時まで、よりよい選択をするために!
人は、生きている限り、絶え間ない選択から逃がれることはできません。
しかし、選択にまつわる論理や心理をよく理解すると、これまで、いかに見当違いの無駄な努力を払ってきたか、あるいはすぐにでもできたはずの努力が足りなかったかが分かり、より楽に幸せに生きることができるでしょう。
本書で、意思決定論の研究者でもある著者が、自らの体験や歴史上のエピソードも盛り込みながら、選択にまつわるさまざまな心理も踏まえ、その普遍的な論理を語ります。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • よくあるビジネス書の類かと思いましたが、きちんとした理論に基づき、分かりやすく書かれている書籍でした。
    ハーバートサイモンの理論をもとに、日常の意思決定を考えていきます。
    昼食のメニューを決める時から結婚相手を選ぶ時まで、よりよい選択をするために、どうしたら良いのか。
    選択にまつわる論理や心理を、明確に語っています。

  • 人が何か決定をする時に心の中ではどういう葛藤が起こっているのか?という選択のメカニズムの説明と、自分が選ばれるためにはどうしたらいいかという戦略の二本立て。会話調の文章が多く読みやすい。

    紙一重の差しかないものが選択され続けることにより結果として大差がついてしまったり、逆に紙一重の差しかない結果でも影にはバカにならない努力の差があったり、という選択のプロセスと結果についての話が面白かった。結果だけ見ていては分からない話。

  • 本書はサイモンの最大化モデルや満足化モデルに関する学術書的なものではなく、日頃より行っている選択というものにフォーカスしていす。特筆の点として、選ばれる視点から意思決定論を詳述している点で新たな見方が開かれまし。
     行動経済学や心理学とは違った本書の意思決定論は著者の文筆と相俟って哲学的な啓発を受けることとなりました。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

昭和30年、東京都生まれ。同55年、横浜国立大学経営学部卒業。同年、東京大学大学院経済学研究科博士課程入学、同61年、神奈川大学経済学部専任講師、同63年、同大助教授、平成7年、経済学博士(東京大学)、同年、神奈川大学経済学部教授、同23年、一般社団法人メディア報道研究政策センターを設立。理事長に就任、現在に至る。
主な著書に『技術革新の戦略と組織行動』(増補版、白桃書房、平成9年)、『救国の戦略』(展転社、同14年)、『リーダーシップの本質』(白桃書房、同20年)、『選択力』(主婦の友社、同22年)、『戦略がなくなる日』(主婦の友社、同23年)、『不況を拡大するマイナス・バブル』(晃洋書房、同24年)。『無知と文明のパラドクス』(晃洋書房、同29年)『増補版 これでも公共放送かNHK!』(展転社、令和元年)など。
共著に『現代経営管理論』(有斐閣、平成6年)、『経営発展論』(有斐閣、同9年)、『ウソだろ!? バリアフリー』(晃洋書房、同20年)など。
居合道無双直伝英信流範士8段。

「2020年 『決定版 NHK契約・受信料対策マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小山和伸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×