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- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784561266839
作品紹介・あらすじ
産業・組織心理学は、心理学の知見をもとに、主に、企業・産業、あるいは労働での活用を目指す、心理学の一分野である。
本書は、大学のテキストとしてよく利用された旧版を、より編集を工夫し、学習しやすさを追求している。
実務者にも有用で、この分野を概観するのに適す仕上がり。
感想・レビュー・書評
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過去の多くの研究の事例が各章でカタログ的に紹介されていて、5章の職務満足感までは職種によらない汎用的な話になっていて参考になった。とくに内発的モチベーションに関する話題は納得感があり、よかった。
一方で6章からは採用、評価、消費者心理学など、時代や国、職種にも依存するだろうと思われる話題が多く、文章としては読めるが安易に応用しようとすると危険なのだろうという印象を受けた。
コンピテンシー・モデルが1990年代にアメリカで設計されブームになったなど、おもしろい話は後半にも含まれてはいた。
もっとも、あとがきに「産業・組織心理学のいずれかの分野をもっと深く知りたいと思うようになってくれていることを祈っております」とあるように、個々の事例はきっかけとして捉え、他の文献を参考にする前提で読みはじめた方がいいかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・開架 366.94A/O67s//K
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