経済大国インドの機会と挑戦 グローバル・バリューチェーンと自立を志向するインドの産業発展 (電子書籍並行刊行)

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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784561961413

作品紹介・あらすじ

日本におけるインド経済・産業研究の最先端の集成! そのリアルを知るのに最適!

2021年刊行の『図解インド経済大全』は大変好評を得て、版を重ねている。複雑な歴史を持ち、植民地化もされたインドは、独立後も経済成長が長らく他の新興国・発展途上国から劣後してきたが、1990年代の資本自由化や自律的な金融政策を取るなどの施策が功を奏し、近年は高い経済成長を続けている。今年、人口で世界最大となり、さらに、中国への対抗として、地政学的な重要性も高まっている。

同書編著者の佐藤隆広氏はインド経済研究の第一人者で、インドに関するコメントをしばしばメディアに寄せている。本書は、佐藤氏を編著者として迎え、経済学・経営学・地理学・ジェンダー研究などの専門家が参集した、最先端のインド政治・経済研究の集成である。

3部からなり、第1部は、インドをめぐるグローバル・バリューチェーン(国際価値連鎖)の構図、そしてインドを取り囲む地政学的な状況を整理する。第2部は、第一次産業から第三次産業まで幅広く、自動車産業のように日本でもよく知られた産業だけでなく、酪農や金融システムのような、あまり知られていない産業まで、10の産業の実情を描き出す。第3部は、インド経済成長の前提条件となる雇用制度・地理・政治について掘り下げる。

メディアではインドを「チャイナ・プラスワン」の候補として一方的にほめそやす論調も多いが、本書で描き出されるインドは、必ずしも前途が約束されているわけでもなく、むしろ多難である。しかし、そのようなインドだからこそ機会はあるとも言える。そのリアルを知るのに最適!

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

佐藤 隆広
神戸大学経済経営研究所・教授
略歴:1970年生まれ。1999年、同志社大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。
博士(経済学)大阪市立大学
主要研究業績:単著『経済開発論:インドの構造調整計画とグローバリゼーション』世界思想社(第1回日本南アジア学会賞受賞)2002年、編著『インド経済のマクロ分析』世界思想社2009年、共編著『現代インド・南アジア経済論』ミネルヴァ書房2011年、共編著『激動のインド③経済成長のダイナミズム』日本経済評論社2014年、編著『インドの産業発展と日系企業』神戸大学経済経営研究所2017 年

「2021年 『図解インド経済大全 全11産業分野(73業界)収録版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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