赤ずきんの手には拳銃 ワンス・アポン・ア・クライム

  • 原書房 (1999年6月21日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562032075

感想・レビュー・書評

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  • ほんとは〜系のグリム童話…とか思いきや
    本作はまた違った趣向で、
    グリム童話モチーフの現代のお話。

    モチーフがモチーフなだけにどれもほんの少しゾクリとする

    が、
    悪役?が単に犯罪者として置き換えられると
    一様というか
    どれも似たり寄ったりかなと思えてしまう…

    けど逆に、童話フィルターを除けば童話そのものも
    本質はどれも同じようなことを言っているのかな、と
    改めて考えるにはいい材料になった

    一番面白かったのは
    「めでたしめでたしの後で」
    シンデレラの後日談というか、真相が語られていて
    見方が少し変わった(笑

  • シュールな短編集。作者がそれぞれ違うので、味わいも違う。

  • グリム童話を現代ミステリー作家たちがおもしろおいしく料理する。現代の「ヘンゼルとグレーテル」が迷い込んだ“おかしの家”の驚くべき真相、逃走中の強盗犯となった「赤ずきん」、結婚一周年を迎えた「シンデレラ」にのびる魔手…。
    〈はだかの王様〉は悔い改めたギャングの親分になって大騒動
    〈シンデレラ〉の結婚一周年記念パーティーでは襲撃事件
    〈雪の女王〉はガラスの破片と魔法の白い粉で人の心を奪い滅ぼし
    〈赤ずきん〉は凶悪な逃亡犯となって蘇る。


    おかしの家に囚われて

    やっぱり、妹が提供した臓器は母親のもとへ行くはずだったのか?
    心臓だと思ってたから死んじゃったのかと思ったよ

    にしても、母親は最後改心しようとしてたのに!



    はだかの゙皇帝゙

    語る人が好き
    おもしろい

    あのパシリには気の毒だった。
    でも、やつの死は無駄ではない
    エンプが元どおりになってくれて今は俺もなんだかほっとした気分だ。少なくとも自分のおかれた状況だけはしっかり把握できる。
    いつも死の危険にさらされている、と。


    さぁ、斧を持ってきておくれ


    おもしろい!
    ホームレスとミステリー作家と


    謎解きいぇい




    お墓に入ったかわいそうな坊や


    いや、よく分からない。
    もう、グリム童話の元ネタも分かんない。



    シンデレラを狙うのはだあれ?



    哀れすぎるシンデレラ
    愛してくれるのは王さまとオウジさまだけですか!?


    最後までかわいそうな!


    実の姉のように慕った人には殺されかけるしやぁ



    「雪の女王」を探して


    原作なぞっただけですやん。



    狼は理由なく襲わない

    うーん。

    それで?みたいな。


    結局、なんで?みたいな




    「十二人の踊るお姫さま」ふたたび



    だからー
    分かんないだよー。


    やっぱり、感覚がずれてんのか、訳がずれてんのか


    わたしの母は、ぼんくらを育てはしなかった、
    ってのと



    幸せな若いカップル達は国中に広がり、それぞれに縄張りをもった(11組)

    ただしいちばん若い二人、ドミニクとジネルヴァは全寮制の学校に行くことになった



    ってのはおもしろかった



    ラプンツェルの復讐


    いらない登場人物がいた。(笑)


    暗号の意味がよく分からない。


    結局、無理やりかい(οдО;)




    白馬の王子



    いや、あの、別に犯人むりやり意外な人物にしなくても。





    ズルタンじいさを



    じいさん最悪じゃねぇぇぇぇぇぇのーー




    めでたしめでたしの後で




    こっこんな後味悪いものを最後に持ってこないでください。



    死ねよシンデレラ


    はっ、なんでネズミが馬になるのよ!なるわけないでしょ



    てきなノリとファンタジーの交ざり具合が楽しい

  • アメリカ中西部を中心に盗みを重ねる銀行強盗集団の一員“赤ずきん”は、警察の仕掛けた罠から逃れ国外への高飛びを試みるが、彼女の乗った小型飛行機は雪深いミネソタの森へ墜落してしまう。森に住む老人に助けられた“赤ずきん”を、長い冬によってもたらされた飢餓に苦しむ狼の群れが付け狙う…『狼は理由なく襲わない』
    ガラスの破片と魔法の白い粉で人の心を奪う麻薬の売人“雪の女王”によって攫われたカイを探して、故郷デンマークからアメリカへ渡ったゲルダ。“雪の女王”が住むと言うハリウッドへ迷い込んだゲルダは盗賊(と言うか…ギャング?)に捕らわれてしまうが、そこでカイの行方を知る少年と出会う…『「雪の女王」を探して』ほか10編。

    リア・ブロックによるリリカルでエキセントリックでポエティックな『薔薇と野獣』に対して、こちらはグリム童話をミステリー作家たちが現代風にアレンジ。

    “ヘンゼルとグレーテル”が迷い込んだおかしの家は臓器売買の組織。結婚一年目を迎えるシンデレラは暗殺の危機に晒されてるし、人の意見を聞かない裸の王様はマフィアのボスで白馬の王子様が助けに行くのは身代金目的で誘拐されたセレブのお嬢様……。
    個人的にツボだったのは「雪の女王~」のとことん駄目な子カイとそれをクールに見放してるゲルダ。ゲルダが男前で……。

  • 最初のがすきだったな

  • 怖いですね。落ちが見えがちなのがちょっと残念。

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