• Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562032228

感想・レビュー・書評

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  •  ミス・マープルやホームズ、ルパン…などなど、国内外の有名ミステリのパロやパスティーシュのアンソロジー。
     なので、オリジナル作品を知ってるほうが、より楽しめると思う。
     てか、どうせなら全部パスティーシュ作品で揃えてくれたらよかったのに。

     オリジナル作品自体が好きかどうか、この本でいうところの贋作家さんの作風が好きか、その二重の好みに縛られるので、おもしろのいのもあれば、まぁ普通かな、ていうのもありました。




     それにしても、ホームズのところの、早苗さんの件だけは意味が分かんないんだけど…。
     結局、その件について、ホームズは推理を外したの? それとも正解だったの?
     ていうか、この話の舞台設定自体がよく分からなかった…。
     これだけは、『贋作家事件』での話がオチになってるの??

  • いろいろなミステリーのパスティーシュ。
    アガサクリスティの「火曜クラブ」、都筑道夫の「退職刑事」を読んでみたくなった。
    北森鴻の「幇間二人羽織」は、どこかの本にも入っていた。
    その時、久生十蘭の「顎十郎」に興味を持った。
    こういう本は、次への楽しみがつながるのが面白い。

  • 豪華執筆人による名探偵もののパロディ、パスティーシュアンソロジーです。
    偽のミスマープル、ブラウン神父、ルパンがいます。
    話の中の1つの「贋作館事件」はこの本自体のパロディになっていて、各作家の話を初め、表紙や裏表紙、おくずけに至るまでがパロディに盛り込まれていて大変に楽しめました。

  • (収録作品)幇間二人羽織(北森鴻)/ミス・マープルとマザーグース事件(村瀬継弥)/贋作「退職刑事」(西澤保彦)/黄昏の怪人たち(芦辺拓)/黒石館の殺人(小森健太朗)/ルパンの慈善(二階堂黎人)/緋色の紛糾(柄刀一)/ありえざる客(斎藤肇)

  • 本格ミステリ作家たちによるパスティーシュアンソロジー。
    パスティーシュとしてちょっと甘いのもあったけど、どれも高水準で面白かった。
    「ミス・マープルとマザーグース事件」
    原典となった「火曜クラブ」を読んでいないのでなんともいえないけど、ミス・マープルらしさが良かった。謎自体もそつなく。
    「ブラウン神父の日本趣味」
    別の短編集で既読だったけど、やはり面白い。逆説というよりは皮肉?
    「ありえざる客 贋の黒後家蜘蛛の会」
    この人をゲストに!?という、ショートショートならではの切れ味がいい感じ。
    「緋色の紛糾」
    これも既読。ホームズとワトソンを現代に放り込んだ手腕はすごいw トリックは機械的過ぎてちょっとなぁ。
    「ルパンの慈善」
    文体の過剰さが鼻につくけど、盛り上がりと盲点を突くトリックはさすが。面白かった。
    「黒石館の殺人」
    いやいや、これはどうでしょう。小栗虫太郎の文体模写に、なぜ美少女戦隊のパロディを組み込む必要があったのか。
    「黄昏の怪人たち」
    謎がどうこうは置いといて、二十面相の逮捕と明智小五郎、そしてあの真犯人という、子供の頃からこのシリーズを読んでいた人ならぞくぞくする趣向がてんこ盛り。
    「幇間二人羽織」
    顎十郎の良さがすごい生かされている。江戸時代という時代設定を生かした真相も良かった。
    「贋作『退職刑事』」
    原典にありそうな謎と解決までの流れ、そして句読点の打ち方までが忠実なのに驚き。
    「贋作家事件」
    にやりとさせられるショートショート集w

  • アンソロジー

  • 豪華執筆陣による「名探偵モノ」の「贋作」集。
    パロディであったり、本当に新作のようであったりとそれぞれ趣向を凝らした作り。
    「贋作家事件」は「贋作館事件」自体の「贋作」になっており、表紙、奥付に至るまで丸々「贋作」した作り。

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著者プロフィール

1958年大阪市生まれ。同志社大学卒業。読売新聞記者を経て、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞。主に本格ミステリーを執筆しつつ、ジュヴナイルやアンソロジー編纂・編訳も手掛ける。

「2021年 『10歳までに読みたい世界名作 第4期 既3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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