- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562032846
感想・レビュー・書評
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これはどうみてもクイーンとは思えないなと思ったら、エドワード・ホックがクイーン名義で書いたものだった。ホックは怪盗ニックを一冊読んだきりだが、彼にしちゃよくできているのでは。マイカ・マッコールという知事直属捜査官が単身殺人事件の謎を追うというハードボイルドミステリ。探偵役のマイカが特権的地位にあって地方市警なんか歯牙にもかけない何様的言動がハードボイルドとしては気に入らないが、ストーリーや結末の意外性(というか拍子抜け?)はまずまず。それはともかくBlue Movie Murdersがなんで青の殺人になるんだか。
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エラリー・クイーンの作品を初めて読んだ。
そもそも、クイーンがフレデリック・ダネイとマンフレッド・リーの合作ペンネームで、本作は「クイーンの愛弟子」であるエドワード・D・ホックが、リーとダネイの監修を経て、クイーン名義で発表したものだそうだ。
ややこしや。
しかも、自分にとって初めての海外ミステリーだった。
「ピケ」や「ロビー活動」、「タウンハウス」など、一般的な言葉だけど自分が知らないだけなのか?こういった言葉がまず新鮮だった。
映画を観ているような感覚で読み進めることができた。
最後のソル・ダールマンの正体は「やられた」という感じ。
伝説的な映画「ワイルド・ニンフ」を残して20年前に失踪した映画監督の行方を追っていた映画プロデューサーが何者かに殺された。
州知事の命を受けた特別捜査官マイカ・マッコールは、現地に赴くが、関係者は一様に口を閉ざし捜査は難航する。
映画監督ソル・ダールマンの正体とは? -
2000年3月3日、初、並、帯なし
2013.2.08.伊勢BF。 -
エドワード・D・ホック著☆エラリー・クイーンて複雑なんだねぇ(x_x;)すごく読みやすい一冊だった。フーダニットものだけど丁寧に読めば犯人はわかるかな?
ハードボイルドテイストな主人公でかっこよかった(笑) -
監修作品で、
文体が違うため先入観を抱いている人は
消し去らないと違和感を感じること必至。
後半の思わぬ不意討ち以外は
まったくの別物と認識したほうがよさそうです。
事件の進み方も
そんなに目立ったものがなく盛り上がりに欠けます。
というか真相に迫ってもワクワク感を
感じないのです。
それといらん色気場面が
名義をぶち壊してくれているし。
最後の思わぬ事実は
面白いけどそれ以外は名義負け。
愛弟子にしてはあまり文章力はない気が…
最後で星4つだけど
それ以外はまあ…