図説 ドレスの下の歴史―女性の衣装と身体の2000年

  • 原書房
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本棚登録 : 41
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562034079

作品紹介・あらすじ

豊かな胸は、くびれたウエストは、何のためなのか?下着は時代の刻印だった。女を彩り、形作る下着が映し出す、欲望と身体の歴史。

感想・レビュー・書評

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  • 美しき女性の体。
    彼女たちの体は常に時代によって変化させられてきた。
    ある時はふっくらとした豊穣のシンボル。
    ある時はクジラの檻の中。
    ある時は極限まで狭められ、またある時は解放される。
    絵画に描かれた姿、スクリーンの中、崇められ、貶められながら彼女たちは体をつくり替える。

    本書では多くのページをコルセットに割いている。
    次いでブラジャーについての記述で、ほぼその二点についての記述だ。
    実際に、女性の体を覆い、形作ってきたのはこの二つであるから当然のことではある。
    乳房を覆い、腰を引き締め、体の中にまで影響を与えたのだから!
    ただ、女性の下着はそれだけではない。
    この二点以外にももっと触れてほしかった。
    ガードルについてはコルセットと一体化したものがあったので、触れられてはいるのだが。

    現代に生きる私たちは、過去のコルセットを見て、この時代に生まれなくてよかったと思うかもしれない。
    こんなに苦しいものをよく女性たちは耐えたものだと尊敬の念と、嘲笑の入り混じった気持ちになるかもしれない。
    しかし、現代の私たちはどうだろう?
    今の下着は高機能で、様々な要望に応えられる。
    ツンととがった美しいバスト、丸く盛り上がったバスト、いやいや、大きすぎるのをすっきり見せたい、加齢による下垂を止めたい、夜中に形が崩れないように......
    身体的には楽になったが、心は以前よりももっと締め付けられている時もある。
    ありのままも、なりたい自分も、両方を追い求めすぎてちょっと息切れしてしまう時もある。
    女性はさぞかし辛いだろう.....?

    いやいや、それが女性の生きる力と言えるかもしれない。
    男性の欲望に従っているように見せつつ、決して自分の考えを曲げない。
    自ら体を改造することで時代を作り出している。
    女性は皆地母神の末裔。
    そんな言い方をしては傲岸か......?

    きっとこれからも女性は変わり続けていくに違いない。

  • ブラジャーやコルセットの歴史

  • 女の人の体って、おもしろいなぁ。そのものがふくらんでたりへこんでたり、それを強調したり均一化しようとしたり、いつの時代も服にもてあそばれています。下着は人の体に直に触れるし人に見えないところで着るのが普通だから、着る人の心情や好みが反映されるから、身につけるのに本当の意義があると思う。

  • あーたーまーいたーい!

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