絵解きヨーロッパ中世の夢(イマジネール)

著者 : ジャック・ルゴフ 橘明美

• 原書房 (2007年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

中世の想像界=夢のふたつの要素、神話や伝説の「英雄」、畏怖や歓喜をよびおこす「驚異」から、「中世の夢」を特徴づける名著!150におよぶ図版とともに描く巨匠ル・ゴフの世界。

感想・レビュー・書評

[megumiさんの感想 · 2020年4月23日]

迷信や謎、理性や事件、妄想…すべてがないまぜになっているように「見える」中世はイメージのコンテンツを西欧の芸術に供給して止まない。魅惑に満ちた想像世界を回る観光旅行のような美しい書。当時のアートだけではなく、そこから想を得た現代の映画を取り上げるなど、想像界が底流となっている面白さを闊達に描く。図版もエレガント。この中世はまた、私たちの想像の産物でもある

[ようちんさんの感想 · 2010年2月23日]

アーサー王に始まり、カール大帝、騎士と騎士道、ユニコーン、メリュジーヌ、女教皇ヨハンナ、トリスタンとイゾルデなどなど、そして最後にワルキューレ。中世ヨーロッパの想像界、夢や神話や英雄、多くの図版と写真、観ているだけでも飽きない１冊。とはいえ、文章を読む時間がなく、期限切れなので一旦返却です。

[カオルさんの感想 · 2010年1月25日]

図書館本のため期限切れ最後まで読めず･･･文章部分に余白が少ない少しかわったつくりですヨーロッパ関連に疎いためか初めて知ることばかりで楽しめた図も多く説明を読むだけでも面白いまたチャレンジしたい