- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562041824
感想・レビュー・書評
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地政学の古典である。現在は地政学というと政治を地理的な国の位置との関連で見て分析するという非常に狭い意味をあらわした本が隆盛である。
このサブタイトルではデモクラシーの理想と現実というタイトルが、現在の地政学の本にどの程度あてはまるであろうか。ここで扱うのはヨーロッパ、主要はドイツとフランスである。第一次世界大戦後に書かれたものであるということで限定付きである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<blockquote>世界島をカバーする鉄道のネットワークが完成した今日、コンスタンチノーブルは、汽車でも、汽船でも、また飛行機でも行ける、世界中で最も便利な場所にある。コンスタンチノーブルを中心にして、われわれ西欧の主要な国民は、これまで数世紀間まさに最大限に抑圧されていた地域、人類全体のなかでもとりわけ光明を必要としている地方に光を投げかけることができる。</blockquote>
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私の頭が悪いかも
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高みからの視点、帝王学。軍幹部の座学はこのようなものだろうか。詳細なところは斜め読みになってしまったが、エッセンスは感じられたかもしれない。
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地政学の名著らしい。第1次世界大戦後、第2次世界大戦前の作。ロシアが大部分を占めるような中央アジア地域を「ハートランド」と名付け、そこを握るものが世界を握る、とな。んん。。。
「イギリス人の頭のなかには地球儀がまるごとはいっている」という、訳者のあとがきにあった日本海軍の人の言葉が一番印象に残った。地球儀と、年表まるまる頭に入れて物事を考えたい。