冬空に舞う堕天使と (ライムブックス)

  • 原書房
4.18
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本棚登録 : 139
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562043187

感想・レビュー・書評

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  • ヒストリカル・ロマンスの佳品。
    壁の花シリーズの3作目、エヴィー編です。

    19世紀、イギリス。
    前作で親友ウェストクリフの婚約者を奪おうとして失敗したセントヴィンセント卿セバスチャンのもとへ、意外な人物が。
    赤毛のエヴィー・ジェナーは綺麗なのだが内気すぎて、上がると吃音も出るため、パーティーでも黙ったまま。
    家は裕福だが、父は賭博場ジェナーズを経営している成り上がり。その父が病の床に伏していて、エヴィーを育てた親戚は財産目当てに従兄と結婚させようと迫っていた。
    思い余ったエヴィーはセバスチャンに結婚を申し込む。

    セバスチャンは、シリーズ中でも一番の美形で爵位もあるが、財産を使い果たしかけている放蕩者。
    前作では悪役だったのに、意外に良いやつなのね~(笑)
    セバスチャンはエヴィーの条件に応じるのだった。
    スコットランドのグレトナグリーンまで行けば、簡単に結婚できる。
    追っ手を逃れて雪の中を48時間馬車を走らせ続けるとは、かなり過酷でびっくり。
    当時の風習が書き込まれていて、興味深かったです。

    これまでは目立たなかった二人のキャラクターの特異性が余すところなく描かれて、面白い展開。
    エヴィーは親戚にかなり虐待されていて、そのことにしだいに気づいたセバスチャンの怒りも頼もしい。
    華やかな女性と次々に関係していたセバスチャンのことを心配するエヴィーに友人が「それは彼の日常。あなたは彼の理想なのよ」というのが面白い着眼。
    エヴィーの優しさとしとやかさが琴線に触れたのですね。
    そして、社交界を泳ぎ渡るしか知らなかった男に、意外な仕事のやりがいも、というハッピーエンド♪

  • 名作

  • Original title:Devil in Winter.
    Author:Lisa Kleypas.

    今巻はEvangelineの印象が前巻まで抱いていたimageとは異なり、変わります。
    育った環境の影響で内気になっていたのですが、決めた事には梃子でも動かない意思を持っています。
    母方の親族から永久に出たい一心で、放蕩者と評されているSebastianの屋敷を訪れる所から物語は始まります。

    伯父家族から逃げたい一心で彼とScotlandへ逃避し挙式を行ったその道中は、時には音をあげたくなるのに不平を一言も漏らさない彼女に感服しました。
    そしてSebastianがEvangelineを庇って銃弾を受け、生死を彷徨っている時の様子も、二人を近付ける本当の想いにお互い気付くきっかけになった事と感じました。

    物語の途中で親友達の妊娠や恋に発展する様な出来事、
    Evangelineの異母兄と判明した彼の快復はどの様になるのか、次巻への期待が膨らみます。

  • 舞踏会では常に壁の花で、吃音のあるエヴィーと、女癖が悪く、悪名高い貧乏貴族のセバスチャン。一方は親戚から逃れるため、一方はお金のため、愛のない結婚をする。とはいえ最初からエヴィーへの細やかな気配りに、作中では評価の低いセバスチャンではありますが、私にはとても素敵で好印象でした。定石通り、お互いに惹かれ始めるも「愛のない結婚」と意地を張ってかなり焦らされました。ラストまで気の抜けないハラハラする展開でおもしろかった。リリアンとウェストクリフの友情も印象的。チョコチョコ登場するデレクの空気も感じれて満足満足。

  • 【再読】壁の花シリーズ第3弾。結局読んでしまいました。このシリーズで1番好きです。前作でろくでなし感ハンパなかったセントヴィンセント卿セバスチャン、いい人へと変貌を遂げ伝説のあの人を彷彿させる人物になるとは誰が予想したでしょう。エヴィーへの気持ちに戸惑い、でも命懸けで守ろうとする姿にキューンとしちゃいます。一途じゃぁないですか!たまらん。惰性な生活をしていた貴族が賭博場をいとも簡単に切り盛りするというのはちょっと都合良すぎな感じもするけど、とりあえずセバスチャンの成長物語としては面白いです。キャムも登場して、続くハサウェイ家シリーズも再読したくなってしまった。

  • シリーズで一番好き。ヒーロー、ヒロイン共に素敵です❤️

  • 「冬空に舞う堕天使と」壁の花だったレディたち。彼女たちの恋と結婚は?! 
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-02-25

  • ほー。あっという間に読み終わった。
    今までの壁の花シリーズのなかで、
    一番テンポよく事が進んで、読んでいてワクワクした。(笑)
    悔しいけど(笑)、セントヴィンセントは犯罪者から、
    しかるべきヒーローの正しい姿!?に変身した。
    放蕩者(でいいのか?)の話は初めてだけど、
    リサ・クレイパスの「忘れえぬ夢の湖で」に少し似ていて、
    とことん落ちぶれてヤバイヒーローが、
    いつのまにヒロインに感化され立ち直り、
    メロメロになるパターンに似ている。
    「忘れえぬ夢の湖で」はお気に入りの話ではあったから、
    こういうパターンが好きなのかもなーと自分の好みを知る。(笑)
    ダメ人間が努力して変わるさまは見ていて嬉しいし、
    「いやいや、俺は嫌な人間だ、だまされるな」と、
    無駄な抵抗しながらまんまとヒロインにぞっこんになる心の移ろいは、
    見ていて楽しかった。
    徐々にエヴィーに愛情を覚えていると気づいても、
    その気持ちに戸惑う姿もまた胸キュンでいいー。
    エヴィーのほうが、でーんと構えてて大人だったし、
    自分の気持ちに素直だったから、余計セントヴィンセントのオロオロ感が際立って面白かった。

    エヴィーは、暴力を受けるシーンが多くて、
    もうやめてーと読んで思うばかりだったけど、
    お父さんといるために出した決断や、
    自分の出来る最善のことをやり遂げる強さに、魅かれた。
    壁の花シリーズはここまでしかまだ読んでないが、
    どのヒロインもそれぞれ強さを備えていたが、
    エヴィーには決断力においての潔さを感じる。
    覚悟がすごいというか。
    あとは、初盤のセントヴィンセントが駆け落ち道中で、
    エヴィーを気配る優しさや、
    結局女性に無理強いできない紳士な部分は読んでわかって、
    よかったと思う。(笑)
    二巻で読み終わったら鬼畜のままだったな、間違いなく。(笑)

    ウェストクリフやリリアンとも打ち解けたようで良かった。
    ウェストクリフの有能さもまた垣間見れたし。(笑)

    ただ、デイジーがヒーローの次作では、
    間違いなくキャムとカップルだろうと勝手に思い込んで楽しみにしていたけど、
    どうやら違ったらしく、ちょっとがっかり…。
    キャムのあの後が心配。

  • エヴィーと出会って心を入れ替えていく放蕩者セバスチャンでおもしろかった!
    セバスチャンが自己中心的で自分以外に興味持つはずがないとか散々な言われようですが、彼自身自覚していて自分は薄情者だとか卑下する姿がよかった。
    セバスチャン、なんだかんだ早いうちからベタぼれで嫉妬もするしかわいい。
    あきずに読めた。

  • お約束の放蕩貴族 * 壁の花ヒロイン
    王道ストーリーだけど、この二人のお話良かった♪ 壁の花3作目

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