めぐりあう恋 (ライムブックス)

  • 原書房
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本棚登録 : 16
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562043439

感想・レビュー・書評

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  • ロスト・テキサス・シリーズ第三弾。三姉妹の末っ子だった赤ん坊が長じてレポーターとなるが、ストーカーに狙われてその身辺警護を頼まれたのがヒーロー。
    最終巻なのでシリーズを通しての謎の結末に期待しつつ読んだけど、今回も一巻のように読んでいるこちらがいたたまれなくなる謎のシーン(一巻目とはまた違うタイプの)が挟まる。あと火曜サスペンスよろしく犯人が過去の事件の真相をぺらぺらと語るシーンはしつこい。
    ヒロインの自立心が強すぎてどうかと思うのと、ヒーローの過去がひきずったわりに大したことなかったけど、まあ面白かった。

  • ケイトはテレビ局の新人ニュースレポーター。ハリケーンの取材がきっかけで、テキサス州議会議事堂の担当に大抜擢される。新しい同僚たちからは、どんなコネを使ったのかと冷ややかな視線を送られるが、ケイトにはまったく心当たりがなかった。実力を証明しようと熱心に仕事に取り組む彼女の周囲で、度重なって起こる事件。もしかして命を狙われている!?ケイトの身を案じた上司は、州政府が契約する警備会社社長ティーグを取材するようケイトに命じ、逆にティーグにはボディガード代わりになってもらうことに。以前たまたま目を合わせた瞬間から、お互いに惹かれ合うものを感じていた2人。そして、彼女に起こる事件を追ううちに、ケイトの過去につながる謎が次第に解き明かされていく…。大好評ロスト・テキサス・シリーズ第3弾、感動の完結編。

    ロスト・テキサス・シリーズ最終刊。引き摺ってきた謎の解明にドキドキ、のはずだったけど、ちょっとがっかり。犯人があまりにも気持ち悪い。そんな人物が州議会とはいえ上院議員を務めているというのが、信じられない。ただのパラノイアだ。<br>
    行方不明の末娘はまだ生後十ヶ月だったので、本人の自覚はほとんどない。養女だったことは知っていても、養家に愛されて育ち幸せに過ごしている。そこが姉兄たちとは違うところ。それなのに犯人に一番近いところにいたというのが、いかにも最終巻らしい。<br>
    ヒーローはスラム育ちの警備会社社長。育ちの違いをわかっているし、過去に自分が起こした罪にも苦しんでいる。だけど情熱にまかせてやることはやる、というのはアメリカ流。それでも身をひくことばかり考えていて、けっこう男らしくない。男尊女卑的な考え方も持っているし。でも結局は真っ直ぐに育った健全なヒロインの精神に救われる。辛くても、主張すべきことは主張する、行動すべきことには行動するヒロインの強さ。それは幸せだった養家に起こった悲劇ゆえかも。<br>
    家族が揃っての大団円は拍子抜けだったかも。

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