- Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562044689
作品紹介・あらすじ
ハクスタブル家シリーズ最新作!
早くに両親を亡くし、必死に家を守ってきたハクスタブル家の長女メグ。
かつて彼女を裏切っていながら、よりを戻そうとする元恋人を遠ざけたいあまり、
咄嗟にメグは、自分には婚約者がいると嘘をついてしまう。
困りはてていた矢先、彼女の前に現れたのは、スキャンダルを起こして
社交界から半ば追放されていたダンカンだった……。
感想・レビュー・書評
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妹と弟を育てることに執心してすっかり嫁き遅れになってしまったメグが、14日で結婚する物語。しっかりとした自分の判断ができるけれど、つまらない四角四面な人間ではないメグが女性として魅力的!ヒーローは結婚当日に兄嫁を盗んだというとてつもないスキャンダルの持ち主だけれど、どう見ても不幸そうで、その陰に隠された真実が……おぞましすぎた。そりゃー連れ去りたくもなるわ〜。こどももかわいく、最後まで楽しく読めました。メアリ・バログはやはりよい!大人の女性が特に魅力的です。
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苦労人メグに、このヒーローかぁ 重いです
メグの元カレ、クリスピン なんてキザ野郎なんだ
前より、ブッサくなっていて欲しかった 残念だ
次作はイケメン長男がヒーロー ヒロインが金目当て貧乏未亡人 ダメだ この設定、私には無理かも 読む勇気がない 長男君のヒロインは貧乏でもいいから金髪天使(未婚10代後半希望)がよかったw -
ハクスタブル家の3作目。長女メグのお話ですね。
うーん、ありがちな展開で、バログって、読者が予想する悪い方?悪い方への展開に持っていくんですよね。キャラの思考も、どうしてそっちを選択させるかな、っていう。
でも、そこをどうしてそちらを選ぶのか、何を考えてどんな行動をとるのか、がだんだんわかってくると納得いくんですが。
それでも、読んでいて、イライラする部分がある。
バログ作品って好きなんだか嫌いなんだかわからないなあ。 -
読んでいて一番興奮したのが
"彼女がぼくを霜frostにーーいや霧fogだったか、露dewだったか。デューだ!"(105頁)
のセリフ。ヒロインの元恋人デューDewの名を露にひっかけてるくだりが前にあって、このセリフ。おちょくる感じや言葉遊びの点で、原文より翻訳文のこのあめかんむりのつらなりの方が効果的。というわけで、翻訳者さま万歳!!と大興奮したのでした。 -
やたらと秘密の多いヒーロー。そして頑なに秘密を守ろうとする。そのために最後まで世間に誤解されたままというのは悔しいが・・。ヒロインは周りに流されることなく、自分の意見を持ち自分の感覚で行動する女性。落ち着いた大人なストーリーだった。
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ハクスタブル家シリーズ第3弾、長女メグのお話です。
しっかりもののメグですが、妹弟の面倒をみるうちにすっかり行き遅れの30歳になってしまいました。かつて彼女を裏切った元恋人が言い寄ってくるのでつい「婚約者がいる」と嘘をついてしまいます。
一方、ダンカンは5年前にスキャンダルを起こして社交界から追放されていましたが、手当が打ち切られると聞いて祖父の侯爵を訪ねたところ、80歳の誕生日までに結婚すれば再開するといわれますが誕生日までは2週間。
そして偶然であった2人は結婚します。
まぁ、ダンカンがなんて高潔なこと!スキャンダルの理由を聞いてメグが納得するのもわかりますが、祖父や母まで長年失意のどん底に落ち込ませるなどちょっと配慮が足りないのではないでしょうか。メグかダンカン、どちらか一方の立場に焦点を絞ったほうが面白かった気がします。