- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562047710
作品紹介・あらすじ
「すぐ来て下さい!姉が…、私の夫に殺されたんです」凶器の花瓶には通報者の夫の指紋が付着、その夫は逃走中…。これを捕まえれば万事解決、当初は単純な事件と思われたのだが、数日後に男が出頭、そこから思わぬ展開を見せ始める…。
感想・レビュー・書評
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深木さんの本2冊目。今回も面白かった。全く関係のない3話が最終話でパズルのようにパチパチはまって一つになるところは爽快。ただその分、最終話での話は複雑。人物相関図が途中にあるのが親切。これがなければ、頭の中がこんがらがってしまう。深木さんの本、他にも読んでみたい。
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「廣田家の殺人」「楠原家の殺人」「鷹尾家の殺人」この3つの事件が木更月家にどう関係してくるのか。
一つ一つが短編のようですが、見事に繋がりました。
『鬼畜の家』に出てきた探偵・榊原が見事に真実を明らかにしてくれました。 -
なんの関係もなさそうな3つの事件が、最後に解き明かされる。各章を小刻みに読んでしまうと、真相解明時、時系列がこんがらがって、そんなことあったっけ?となるので一気に読んだほうがいいかも。親世代の年齢の人物がみなろくでもなかったので、元刑事の中年探偵の存在に救われた。またこの作家さんの作品を読んでみたい。
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全く繋がらないものが、最後に集結していくのはさすが。
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う~~~ん
なんとも・・・
ちょっと・・・
わかるけどね
まあいいかっておもってしまう -
なかなかぐちゃぐちゃな関係の一族。相関図すごい。全部の話が最後にそうつながるのかーっていう流れはすごく面白かった。
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廣田家で、その家の主婦が妹の夫に殺されるところから始まり、楠原家、鷹尾家、そして衣更月一族の事件と続きます。
それぞれの話のオチはそれなりにおもしろかったし、最後にすべてが解き明かされたときのどんでん返しっぽさもおもしろかったけど、榊原さんについては、私はもっと深読みしてたから、あ、それ以上のことはないんだ、てちょっと期待外れだった。
まぁ、そこまで話を複雑にする必要もないのか。
というか、原井警部の狭量さにドン引きした。
夕食にピザの出前を取るだけで憤るとか。器小さすぎでしょ!
世の中にはいろんな考え方の人がいるから、専業主婦やストーカー被害に遭っている女性に偏見を持っていたり、差別的な考え方をしたりする人は少なからずいるだろうけど、原井警部をそういうキャラにする必要が果たしてあったのか。
彼のその性格が、事件を解決に導いているわけでもなく、キャラに意味がない。
そして最終話に再登場した原井警部が、第1話でのその女性差別的な性格でなくなっていて、余計に何で最初あんなキャラだったのかが分からない。 -
2015/12/24