- Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562047888
作品紹介・あらすじ
キューバ革命時代の最後の未公開日記ついに刊行。当時の未公開写真と自筆原稿も収録。
感想・レビュー・書評
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彼のことを一切知らずに読む本じゃなかった。
他の本を読んでみたくなったので良かったことに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アルゼンチン人にしてキューバ革命の戦士、チェ・ゲバラの革命遂行中の日記をまとめたもの。
なんか革命とか聞くと悲壮感漂う勇壮なものを想像するが、キューバ革命なのでラテンのノリだ。ゲバラの文体によるのかもしれないが、明るく時に脳天気な雰囲気を感じる。山野を行軍し、牛を1頭食べたり(とにかく食べることの記述が多い)、スパイを捕まえたり仲間に逃げられたり。ただ、さりげなく「〜が死んだ」とか「殺した」なんて書かれているので、決して面白おかしかったわけでないことはわかる。
キューバ革命のアウトラインとか主要人物などの予備知識なく読んだので、正直わからないことも多かった。 -
革命の記録、という意味よりも、本当に、日記です。どこで何をした、ぜんそくがひどくなった、豚をもらって食べた、なんていう。ただ、密告で襲撃された、だとか、兵士が新しく参加した、死んだ、殺した、ということも。
革命の日々の、それでも何かリラックスした風でもある日記。
マニアなら、この日記から革命のプロセスが浮かぶのだろうか。自分とは違う「日記」に思いを馳せてみたい、と頑張ってみたけど、文字を追うばかり。ゲバラマニア向け。