からくりランドのプリンセス

著者 :
  • 原書房
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本棚登録 : 47
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562049677

作品紹介・あらすじ

汐音が中学入学早々仲良くなったのは留学中の王女さま!
そして王女の身辺護衛はなぜか汐音の母親に。
「合宿にまでついてくるなんて……最低!」。
けれども「陰謀」は深く静かに大きく進んでいた……。
リズミカルな青春冒険ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • イライラことをイライラするようには書けてると思うけど、全体的にはなんだか色々薄い感じ…
    もっとそれぞれのキャラクターやエピソードを深められたらよかったのにという感が否めない。
    まあそれはそれとして、PTA役員の押し付け合いはほんと不毛ね…職員側で見ていても思う。
    そして「早く決めてくれ」しか思ってない先生たちも…。
    PTAには先生たちも含まれてるんだけど。
    いやそれももっと深めてもらえたらと思うし…どこを深めてもまた違ったお話になったと思うけど、全部薄いところを通っちゃったような。
    で、何がからくりランドなのかもよくわからなかった…。

  • 家族の成長物語。
    主人公や家族が己の立場を考え、楽に仕事ができるように進むだけだったのに、しなければならない事をする上で、いろいろ巻き込まれ成長する温かいお話。

  •  ヨーロッパの小国フラクトゥールのプリンセス、マルフリーダ。王位を継ぐ者は、18歳になるまでに最低一年間、異文化の中で学び見聞を広げてくるのがしきたり。12歳のマルフリーダは、日本に留学し私立の中高一貫校・海央学院へ入学する。
     一方、海央学院に長女の汐音を入学させた友梨江は、今年一年限りの特別任務を引き受ければこの先PTA役員を免除すると持ちかけられる。その特別任務とは、プリンセスの護衛だった。

  • 私の通う中学校に本物のプリンセスが留学してきた。
    そしてプリンセスの身辺警備を担当するのは、なんと私のお母さん。
    かつてそういう仕事に就いていたらしい――お母さんいったい何者?
    てか私の青春の邪魔しないでくれる?
    そんなドタバタ騒ぎの中、「陰謀」は深く静かに進行していく……。
    (アマゾンより引用)

    うん、面白かった
    最後、犯人そこ!?って感じだけど(笑)
    まぁ予想の範囲内だけど
    プリンセスに金魚の糞のごとくくっついてる澪ちゃん、
    「こういう人いるよね…」って感じ(笑)

  • 留学先の学校を始め、設定がいかにもなので、気楽に読める。

  • ライトな読み心地の学園ミステリ。とある小国のプリンセスを巡って繰り広げられる事件と騒動。それほど謎部分はないかな?と思いつつ読んでいたけれど。……なんとっ! 陰謀がそこから始まっていただなんて予想外でした。
    しかしそれにしても。父母会ってそんなに大変なのか……!

  • 話が浮ついていてもう一つ楽しめなかった。キャラクターがそれぞれ強すぎて主役が誰なのか掴みきれないのと、話が尻切れトンボに成ってしまったようです。
    コージーユーモアのミステリー仕掛けなのだが、焦点が定まってないようで中途半端かな。面白い作品だけに惜しい。
    名手にしては筆が迷ったか?難しい主役選びで、話がまとめにくかったかも?

  • 皆が勝手でイライラするし、ありえない設定…
    好みじゃなかった。

  • 私立海央学院中学校に本物のプリンセスが転校してきた。
    フラクトゥールという国の、王位継承権を与えられた王女・プリンセス・マルフリーダ。


    娘の汐音が、受験して受かった私立中学校。公立の学校のように、PTA役員がまわってきて大変、だなんて事とは縁が切れると思っていたのに、 友梨江の所にまわってきた PTAの役員の中でも特殊な仕事。
    極秘で、プリンセスの身辺警備をすることとなったのだ。


    偶然にも 娘の汐音は、プリンセスと同じクラブ・芸能文化研究会に入部した。プリンセスは 日本のアイドルなども好きで、好きなグループのアイドルの踊りもできるほど。

    プリンセスの入部で研究会からクラブで昇格したので、合宿があり、文化祭での出し物も懲りたい、と 汐音たちはかんばりたい。

    一方、友梨江は 娘にもバレてはいけないし、
    影ながらプリンセスを守らなくてはならないし。
    そして、汐音にばれてしまい・・・

    学園もので、ミステリー。
    もし学校に どこかの国の王女様が転入してきたら?
    母目線・娘目線が交差しておもしろい。

  • +++
    『赤ちゃんをさがせ』の著者が贈る学園青春ミステリ+「暗躍」する父兄会=プリンセスを巡って大騒動!
    私の通う中学校に本物のプリンセスが留学してきた。そしてプリンセスの身辺警備を担当するのは、なんと私のお母さん。かつてそういう仕事に就いていたらしい――お母さんいったい何者? てか私の青春の邪魔しないでくれる? そんなドタバタ騒ぎの中、「陰謀」は深く静かに進行していく……。
    +++

    日本ではほとんど知られていないフラクトゥール王国のプリンセスが、王位継承の条件である一年間の留学先として、汐音が通う海央学院にやってきた。プリンセスを巡る思惑で小競り合いを繰り返す女子たち、芸術文化研究部の文化祭へ向けての活動など、にぎやかな学園生活と、父母会から秘密裏に護衛を頼まれた親たちの温度差やそれぞれの事情、さらに国家をめぐる壮大な思惑に翻弄される物語である。さまざまな立場で見る夢の物語であるとも言えるかもしれない。いま流行のアイドルたちでドラマ化されたりしたら面白そうな一冊である。

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著者プロフィール

小説家

「2013年 『丘の上の赤い屋根』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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