- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562055913
作品紹介・あらすじ
失語症患者が罵倒語だけは失わないのはなぜ? 霊長類が罵倒語を習得するのはなぜ? 悪態は人間にとって重要な意味をもち、人類史のなかでどのように変化してきたのか。神経科学、言語学、行動心理学など多角的に解き明かす。
感想・レビュー・書評
-
悪態や罵倒語の視点から色々な現象を捉えようという発想は面白いなと思う。
ただ、まだこの分野の研究が少なく、紹介されているアイデアや仮説なども実証されていないものが多かったので、悪態の「科学」は言い過ぎかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悪態に鎮痛効果があるというのは面白いなぁ、と思った。けども、実験や研究結果からの派生や、著者の経験からの仮説にすぎないことばかりでモヤモヤする。解明されていない部分が今後解明されることがあるんだろうかなぁ。
-
人間には不可欠なものとして、睡眠、飲食がある。しかし、思いもよらないものがあった。それは、罵倒語だ。言ってはいけない汚い言葉は精神衛生上、必要不可欠だった。
職場における悪態・罵倒語汚い言葉は、チームワーク作りに役立っているという研究結果があると聞いて驚いた。しかも、汚い言葉を使うチームは、労働効率がよく、メンバー間の結束が強いそうだ。
どこかの元大統領もその効果を狙って分からないが、会見やSNSで、罵倒語を使っていたのかな。支持者の心に響くようにあえて使っていたとも言える。まあ、一般人がマネをすると炎上するが。
悪態や罵倒語と言うとどうしてもダークな1面に注目してしまうが、聖人君子ばかりでない社会で生きていくには、悪態や罵倒語も必要悪と言うことか。ニュースを見ていると罵倒語を言いたくなるときがあるからなあ。
悪態や罵倒語とハサミは使いようだ。ただし使う際には注意する必要がある。 -
なにかを我慢するとき汚いことばを使うとガマンできる。うまくいっている会社ほど社員同士が悪態をつきあっている。正直、書評で得た知識だけでよくて、文体に読みにくさと実験の信憑性の薄さで時間損した…。
-
なるほど・・。猿の実験持ってきたか・・。結局、原始的な進化しない部分なんだ。
-
-
請求記号 801.4/B 99