- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562056743
作品紹介・あらすじ
火、石器、車輪、鋤、紙など、文明が発展する上で欠くことのできなかった事項から、現代の社会を形作った飛行機や自動車、電球、テレビ、ロボットなど科学技術のエッセンスを凝縮した、発明と発見のヴィジュアル・ヒストリー。
感想・レビュー・書評
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「科学道100冊2021」の1冊。
大判で厚みもあり、一見、少々ひるむけれど、原題にある通り、「子供百科事典(A Children's Encyclopedia)」なので、楽しく読み進められる。図版や写真が多く、読むというより眺めるに近い。
章立ては:
・古代の大発明
・現代へ
・移動
・コミュニケーション
・生活
・健康
・宇宙
の7つ。
各章、十数項目~二十数項目を含み、見開き2ページに1つの項目がまとめられる。「情報早わかり」や「WOW!(ワーオ!)」といったミニコラムでは、クイズにも使えそうな豆知識を含む。
「古代の大発明」では、例えば「最古の道具」という項目があり、石器や金属製の道具、火の起こし方が図版入りで解説される。時代が下り、戦車や帆船が発明されると、判明している限りで、発明者や時代と国が記載される。
「現代へ」の章は比較的雑多で、測定用具や農具、建設やエネルギー源、事務用具にロボットまで。
「移動」であればさまざまな交通手段、「コミュニケーション」は初期の電信・電話の時代からインターネットまで。「生活」は身近の道具のあれこれ、「健康」では医療に関わる進歩、「宇宙」は宇宙探査や開発までを含む。
アルキメデスやノーベルなど、発明に関連する人物を紹介する項目もある。
百科事典なので、興味のある項目を拾い読みして発展学習につなげていくにも適している。
DK社はイギリスの出版社でイラスト入りの参考図書を多く出している。
科学道100冊で言えば、『ひと目でわかる テクノロジーのしくみとはたらき図鑑』、『道具と機械の本――てこからコンピューターまで』も原著はDK社出版である。
この手の本に関しては出版年が気になるが、邦訳版が2019年、原著は2018年なので、まずまずの新しさである。
*ちょっと驚いたことが1つ。発明に関する特許を多く取得した人物といえば、エジソンが思い浮かびます。20世紀としては最多の2186件。しかし、実は現在の最多は日本人の山崎舜平氏で、何とその数、2016年までに1万1353件だそうです(ギネス認定済み)。不揮発性メモリなどを発明され、半導体エネルギー研究所の社長を務めていらっしゃるとのこと。
・・・というような豆知識も得られ、なかなか楽しい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今日までにさまざまな研究の上に僕らの生活が成り立ってると思うと感慨深い
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#科学道100冊/未来エンジニアリング
金沢大学附属図書館所在情報
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https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB29120515?caller=xc-search -
烏兎の庭 第七部 6.2.22
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto07/diary/d2206.html#0602 -
図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」
クラブ・サークル名 映像研究会
請求記号:502/Dk
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