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- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562056781
作品紹介・あらすじ
巨大な大臼歯を持つ早期ヒト族は何を食べていたのだろう。歯と顎、咀嚼に注目して人類進化を解明しようとした著者は、歯の摩耗痕や骨の炭素同位体比などを追及するうち、従来の見方を覆す衝撃の復元像に導かれる。
感想・レビュー・書評
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【人類は噛んで進化した】
我々の先祖は何を食べていたんでしょうか。どんな環境で暮らしていたんでしょうか。なぜお猿さん、ヒトから人間になったのでしょうか。
歯の化石から、その大きさ、形、摩耗、成分を分析して情報を蓄積してきた様子が書かれてた。
印象的なのは、360日おかゆを食べる人でも残り5日を石で過ごさないといけないなら、石を食べるための歯を用意しなきゃならないってとこ。
極端な言い方だから誤解を招きそうだけど、歯の違いは最悪の食事を想定してて、普段の食性が直接反映されるのではないってこと。とすると、その観点から歯の化石を見なきゃいけないってこと。
ツールを駆使して、地球環境の変遷も横目に見つつ遥か昔のヒトに関する知識を深めていたところは、【酒の起源】読んだときと同じようにロマンがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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請求記号 469.43/U 75
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