素晴らしき、きのこの世界 ヴィジュアル版 人と菌類の共生と環境、そして未来
- 原書房 (2021年12月27日発売)


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- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562059850
作品紹介・あらすじ
革新的で感動的な映像で話題のドキュメンタリー映画を完全書籍化! 菌類研究の権威が各ジャンルの専門家たちとともに語る「きのこの世界」を、極彩色の美しい写真とともにたどる。
感想・レビュー・書評
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きのこの世界、というより、きのこ(菌類)マニアの世界。きのこマニアは世界中にいるらしい。きのこのどこに興味を持つのかはひとそれぞれ。
変な形が面白い人もいれば、食材としか見ていないひともいる。生態系の中での菌類に興味を持つ人もいれば、菌類の薬効に注目する人もいる。ペニシリンがカビから発見されたように、菌類(きのこやカビもその一種)やその生成物にはいろいろな可能性が含まれているらしい。植物の共生関係ももちろんだが(この話はそんなに深くは出て来ない)、いま世界で問題になっている昆虫のハチが減っている原因となっている病気にも、菌類由来の薬が効果を発揮する可能性があるらしい。
ほかのキノコ本と変わっているのがまるまる一章が「マジックマッシュルーム」、つまり一部のきのこの持つ幻覚/精神作用に当てられていること。マリファナを始めとする精神作用を持つ嗜好品?については国によって扱いが異なるのは知っているが、キノコでトリップ、というのは日本人的にはやばい感じがする。ほとんど読んだことがなかったので面白かった。自分で食ってみようとは思わないけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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