名探偵のキッシュをひとつ (コージーブックス エ 1-1 チーズ専門店 1)

  • 原書房
3.11
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本棚登録 : 203
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562060009

作品紹介・あらすじ

老舗チーズ店の跡継ぎシャーロットは、香りだけで種類を見極めるチーズの達人。そんな彼女は、祖父母が築きあげた大切な店に磨きをかけるため、思いきって店舗をリニューアルすることに。そして迎えた新装開店当日。無料で村人たちを招き、チーズや特製キッシュ、シャンパンで最高のおもてなし。その味を絶賛され、パーティは大成功、と安心したのもつかのま。よりによって店の目の前で、いじわるな地主が殺される事件が起こり…!?あろうことか容疑者にされてしまった大好きな祖母を救うため、シャーロットは忙しい店の仕事のかたわら、犯人捜しに乗り出す。チーズの解説&美味しいレシピがいっぱいのシリーズ第1弾。アガサ賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • にぎやかなコージー・ミステリのシリーズ1作目。
    チーズ専門店を継いだ女性の奮闘記。

    シャーロット・ベセットは30ちょっとで祖父のチーズ店を継ぎ、いとこマシューと経営に乗り出し、ワイン店も併設。
    祖父母に育てられてチーズの目ききには自信のあるシャーロットは、色々なチーズの美味しい食べ方を提案、センスのいいアレンジをしたオードブルのデリバリーでも人気を博すようになる。
    祖父は元気だが隠居したきっかけはマシューの妻が出て行ったことで、幼い双子の女の子クレアとエイミーをみんなで育てようということになって引っ越してきたのだ。シャーロットは慣れないながら、いいおばちゃんでもあるんですね。
    やや問題起こしがちなエイミーも元気でキュート。

    オハイオの小さな町は、観光地化が進んでいるところ。
    おりしも町長選挙たけなわ。
    シャーロットの祖母バーナデットが今の町長なのだ。
    町一番の不動産業者エドが立候補、派手な妻とともに選挙戦を繰り広げ、新装開店したシャーロットの店の前でも演説する有様。
    そのエドが被害者となり、バーナデットに容疑が!

    シャーロットには、気になるジョーダンというハンサムな男性もいた。
    互いに意識しているのだが、なかなかきっかけがつかめない。
    高校のころはニキビだらけでおしゃれもしていなかったというシャーロットだが、だんだん綺麗になったらしい。
    警察署長も元同級生だったり。

    生まれ育った町のこと、登場人物が多すぎて、出来事も錯綜としていますが~
    事件の本筋とは別に、家族のこと、店のこと、親友のこと、恋人のこと、となんて忙しい!
    登場人物は生き生きしているし、名探偵とは言いがたいけど、感じわるくはないヒロインです。
    水準はいっているので、続きも期待しています☆

    2010年度アガサ賞最優秀処女長編賞受賞作。

  • チーズ専門店シリーズ1。
    表紙に猫がいたので、猫が出てくることを期待して買ってみた。猫の登場は沢山じゃないけど、思ったよりは出てきたかなw

    タイトルにあるような名探偵じゃなく、迷走しまくりの素人探偵だけど、面白かったです。
    チーズは好きなので、そういう意味でも読んでいて楽しかった。

    何冊か出ているようなので、2作目を探します。

  • 20121220
    チーズとワインがすごーく美味しそう。しばらくご無沙汰な食材だったのでまた食したくなってきた。
    巻末のレシピはあまり多くなかったけど(というのかキッシュのレシピはひとつだけだった)、良かったです。
    ミステリのほうは、主人公含め生い立ちの複雑さもバリエーションあって面白かった。好みのど真ん中ではないけど、今後も気になるシリーズかな。

  • 祖父から受け継いだチーズの店をいとこと盛り立てようとするシャーロット。
    しかし新装開店のお披露目会の日に殺人が起こり、祖母が容疑者にされてしまい…。

    暖かい家族あり、頼りになる女友達あり、幼馴染の警察署長あり、ちょっと気になる謎のイケメンあり、嫌味な敵あり、美味しい料理あり、人生の目標となる店あり、猫あり。
    コージーの王道を全部詰め込みました!
    と言う感じの1作目。
    本自体に作り手側の頑張りが感じられるよ。
    内容の好き嫌いはあるだろうけど(シャーロットはまったくもって名探偵ではないしw)頑張って欲しいものだ。

  • チーズ専門店、日本でも最近あるよね。
    美味しそうだなぁ。

  • チーズとワインのコージーミステリ。

    登場人物が多くて、ちょいちょいページをっ戻って確認してたので、なかなか進まず(笑)

    謎に包まれたジョーダンたちの過去、今後明かされていくのかなぁ。

    シャーロットとアーソ署長とジョーダンの三角関係も今後の展開が気になるところ。

  • 結局コージーミステリってのは、なにか…美味しいモノを作るショップを経営してて、身内が犯罪に巻き込まれ、冤罪を晴らすために奔走する…そしてもどかしい恋愛要素あり…ってのが定番で、主人公はやたら聞きまくってグイグイ行くタイプが多いんだけど、この主人公はちょっと消極的だったかなf^_^;チーズ大好きだし、読んでると食べたくなり、そこも好きになりました!フランス人のじいじとばあばも良かったし、登場人物多い割にそれほど混乱せず読了。好きなシリーズがまた出来ました☆

  • 名前がややこしくて、、、

  • チーズ専門店シリーズ第1弾。

    殺人事件の真犯人が、もう、正体を隠すのがうますぎて!
    あと、チーズ屋さんの主人公、シャーロットが『はちみつ探偵シリーズ』(ハンナ・リード著)のストーリーに負けず劣らずの “早とちり” なのがいいですね。
    それと、双子ちゃんがかわいい。

  •  チーズ美味しそうだな!
     そして主人公が計算高くてあざとくてすごい。これものすごい男受け悪いんじゃなかろうか。いや女受けも心配だ(笑)

     人死んだのに、割とみなさん平穏に生活してますよね。お国柄の違いかしら。

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