掘り出し物には理由がある―アンティーク雑貨探偵〈1〉 (コージーブックス)

  • 原書房
3.14
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本棚登録 : 83
感想 : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562060061

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  • アンティーク雑貨探偵シリーズ1作目。
    気軽に読めるコージー・ミステリです。

    ジェーン・ウィールは40歳。
    キャリアウーマンだったが人員整理に遭い、夫とも別居中という中年の危機?を迎えている。
    息子のニックは夏休みの間、学者の夫がいる発掘現場に滞在中。
    ジェーンはガレージセールや家の取り壊しの際の競売などを回って、掘り出し物を見つけるのが趣味で、それを本業にしようかと考えているところ。
    そういう現場で、ちょっとハンサムな業者のリチャードに出会う。

    高級住宅地に住んでいるが、もとはそれほど高級ではなかった頃に住み始めたので、お金持ちの隣人との付き合いでやや浮いている。
    そんな隣人たちの中では仲がいいほうだった主婦サンディが事件に。
    捜査に来たブルース・オー刑事も、なかなかいい感じです。
    実はオー刑事の妻も、ガレージセール巡りにはまっているという。

    ジェーンはもう少し貧しい地域で生まれ、居酒屋を経営するのに忙しい両親を手伝いながら育った。母の目から見てもう使えないものは勝手に捨てられてしまったという。
    郷里の町に住む幼馴染のティムは花屋と骨董商で、何かと頼りになる存在。ゲイの親友という設定も面白いですね。
    骨董といっても高級品ではなく、ちょっと懐かしくてコレクターはいるという面白いものを見つけるのが好きという。
    アメリカ人だったらもう~たまらない物が出ているのかな。

    作者はこれが小説デビュー。
    みっしり書き込まれているので、骨董の知識もふくめて読み応えはあるほうです。
    作者自身、がらくた集めが趣味だそうで、育ちもヒロインと共通。
    夫には励まされているそうで、巻頭に「スティーヴに でも、あなたのことは書いてないから」というのは、夫のイメージや夫婦の危機は現実とは違うということなのでしょう。
    作中の夫もいい人なので、これはいずれは復活するものと予想してますが。
    安心して読んでいけそうなシリーズです。

  • わかりにくい部分や理解出来ない部分はあるものの、もともとアンティーク系が好きなのと、読んでいるうちに登場人物に愛着がわいてきたので、今後への期待を込めて★4つ(笑)

  • 蒐集家にしてフリーランスの「拾い屋」であるジェーンが借りていた車を返しに隣の家を訪ねると、友人でもあるその家の主婦が殺されていた。間の悪い事に、春のホームパーティーでジェーンは彼女の旦那とキスしてしまい(なんとなくの流れで)、それが原因でジェーンと旦那は別居中。
    自分に向けられる疑惑を晴らすため、ジェーンは捜査に乗り出す。
    蒐集家というのは全くなじみが無いので、最初は壺とかアクセサリーを想像していたんだけど、ジェーンの場合はボタンとか鉢植えとか雑貨が中心。未知の世界なので、読んでいてもなかなか頭に入ってこなくって。
    事件のほうは、珍しく警察関係者が容疑者であるジェーンに最初から好意的で意見も聞いてくれます。
    ジェーンの親友がゲイの男性なのですが、優しく思いやりがあり、頼りになる。お父さんもとても理解のある優しい男性、事件をきっかけに知り合った男性捜査官も思慮深くて頭からジェーンを疑わない。ジェーンは恋愛以外の男性運には恵まれている、という感じ。

  • ☆エステートセール・・・誰かが亡くなったとき、引っ越すとき等に家を開放して家財を売りに出す。遺品・荷物整理。

    ☆サルベージセール・・・新しい建物を建てるとき、壊される古い家のパーツ(窓、ドアノブ、蝶番等)を売る。鋸、バール等持参で自分で取り外す。

    ガレージセール位しか知らなかったけど、こんなセールもあるんだね。

  • やることリストを頭の中だけで処理できるジェーンがうらやましい。ナンシー・ドルーのファンなのもうれしい。ベスやジョージでなく、ヘレンに言及するティムに拍手。オー刑事も好人物。

  • 原書房のコージーブックスの中では、一番読み応えがありました。次作にも期待しよう!

  • アンティーク蒐集家で拾い屋でもあるジェーン。
    ガレージセールでお宝と出会い、ホクホクで帰宅した先で見つけたのは隣人の死体だった。

    ジェーンが事件には巻き込まれるものの、自分で捜査をしていないところがいいなぁ。
    捜査方面はきちんと刑事が担当してくれるので安心して読んでいられる。
    コージーはこうでなきゃ!
    そしてアンティークの軽い薀蓄。
    もっと興味深いのが蒐集家や拾い屋やディーラーたちが群がるセールの様子。
    ガレージセールは知っていたけれど、さらにその上を行くセールがあるなんて!
    特に自分で工具を持って家の解体をしながら宝探しをするセールなんて面白すぎる。
    次回はどんなセールが舞台になるのか、とても楽しみ。

    コージーブックスもこれで当面のシリーズは全部出揃ったようで。
    頭一つ飛び抜けているのがアガサシリーズ。
    続いてこちら。
    というのが今のところの個人的見解。

  • まず思ったのはこれ、コージーミステリというジャンルに入るのか⁇ってこと。とにかくアメリカでのガレージセールのウンチク多め。実際こんなに、家具や様々なモノを売りに出すんだ…ちょっと日本では考えられない。そして出てくるキャラの全員に魅力をかんじられない。こんなに周りで殺人事件起こったら普通に容疑者でしよ、主人公(^_^;)ミステリとして二転三転したいつもりだったんでしょうが怪しいやつはすぐわかる。個人的には前書きからしてちょっと鼻についた。それとこんなにごちゃごちゃモノ集めるのもやだ。続編はいいかなぁ…残念。

  • 主人公はジェーン、元広告代理店勤務、今は骨董品を探す日々。母のネリー、幼なじみのティム、オー刑事など。シカゴ近郊が舞台。

  • ちょっと文章が読みにくいかな。内容はコージーミステリらしいさらっと読める物。
    子持ちで別居中だし、一緒に活動するティムは完璧に親友ポジなので、恋愛要素がないのが寂しい。

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