ほろ苦いラテは恋の罠 (コージーブックス)

  • 原書房
3.63
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本棚登録 : 58
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562060979

作品紹介・あらすじ

NYでは誰もがお手軽に白馬の王子さまを見つけようと、マッチングアプリが大流行。ところがアプリで知りあった男女がクレアの店で発砲事件を起こしたから、さあ大変! 現場の動画がまたたく間に拡散され、店は閉店の危機に!

感想・レビュー・書評

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  • フィクションとくにアクションに関する記述ではどの作品についても言えることであるが、息もできないほど殴られたり痛めつけられたりした翌日、普通にベッドインできる女ってどんなアマゾネスなんよって思う。

    そんなリアルに傷の治りを気にしてたら物語が進まないのはわかりますけどね。

    とにかくシリーズが長引くほどどんだけ生傷が絶えないか。事件に首突っ込むのは否めないけどシチュエーションに気を配ってほしいと思う今日この頃。

  • クレオ・コイル「コクと深みの名推理シリーズ」の第17弾!

    マイクと婚約したものの、結婚式の予定がなかなか立てられないクレア。

    巷ではマッチングアプリが流行り、人気のデートスポットとしてクレアの経営するコーヒーハウス「ビレッジブレンド」も大流行りです。

    しかし、そのマッチングアプリをきっかけにした発砲騒ぎが店内で起こり、その様子を撮影した動画が大きく取り上げられてしまいます。

    さらに、お店の常連客の遺体まで見つけてしまったクレアは、またも素人探偵として推理と調査を進めることになるのでした・・・。

    今回の物語のテーマは、「真実の愛との出会い方とは?」でしょう。

    多様な出会い方がある現代では、そのぶん多様なトラブルが起こります。

    出会いが手軽になったのは、果たしていいことなのか悪いことなのか。

    クレアや娘のジョイ、元夫マテオや元義母マダムの恋模様を通して、人と人とのつながりや愛について考えさせる作品です。

    すべてのストーリーがしっかりとつながり、読後にはあたたかなものが残ります。

    特にマダムが語った過去の話やエスターのポエトリースラムのシーンが印象的で、何か訴えかけてくる力があると感じました。

    ミステリの部分でも、伏線がうまく回収され、複雑なつながりもうまく描き出しています。

    今回も分厚かったですが、おもしろくてあっという間に読み終えました。

    著者が謝辞の部分で、毎回執筆にあたってお世話になった人へ感謝を述べるのですが、その部分も毎回感動的で大好きです。

    もちろんクレアたちが作るおいしそうな料理も、調理シーンも最高でした!

    ◇おすすめポイント
     ・男女の出会い方の多様化と愛について考えさせるストーリー
     ・複雑に絡み合う人間関係が見事に描き出されたミステリ部分
     ・美味しい料理とコーヒーの描写

    ◇こんな方におすすめ!
     ・マッチングアプリに興味がある
     ・愛や将来について考えることがある
     ・コーヒーやNYが大好き

  • ほろ苦いラテは恋の罠ー話の舞台はいつものコーヒーショップであるけれども、どの世界でも起こりうる現代ならではの事件です。

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