公爵さま、これは罠です (コージーブックス 行き遅れ令嬢の事件簿 5)

  • 原書房 (2024年12月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (500ページ) / ISBN・EAN: 9784562061464

作品紹介・あらすじ

公爵との結婚を一週間先延ばしにすることに決めたベアトリス。そんなとき、かつてベアトリスの社交界デビューをさんざんなものにした張本人が現れ、ベアトリスの謎解きの腕を見込んである宝石を捜してほしいと言い……!?

感想・レビュー・書評

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  • くすみちゃん呼ばわりした社交界デビューを散々にした張本人に苛々しつつも最後は公爵が最高のオチをしてくれてスッキリ!このカップルが熱々で読んでて微笑ましかった。そしてフローラ!凄く良いキャラになってきてる!次回の結婚後がどうなるか今から新刊が出るのか楽しみ。

  • 「ぼくが他の女性を見つけたら、何の覚悟もない紳士にきみを押しつけることになる。それは不憫というものだ」

    前回の事件をきっかけに、叔母家族とのわだかまりが解けつつあるベアトリス。結婚式の準備を十分に整えるため、公爵との結婚は延期すべきと説得されるなか、ノートン夫人がベアトリスに相談があると訪ねてくる。ノートン夫人は、ベアトリスの社交界デビューを台無しにした張本人だが、本人はその出来事をすっかり忘れている様子。祖父が自分に残した遺産のありかを調べてほしいと、ベアトリスに懇願した。

    きっとノートン夫人に何かされるんだろうなと思いながら読んでいたが、気づいたベアトリスが機転をきかせて罠を回避し、公爵とともに黒幕をヘコませる展開が痛快だった。結婚式の延期でおあずけを食らった公爵が、ベアトリスを押し倒しかけて逆ギレしてきたり、ベアトリスを間違いなく愛しているが、たまに変人っぷりに引いてるところが良い。ただ、殺されたボブソンの謎が弱く、劇団員にも興味が持てなかったので、ノートン夫人なり従兄弟なりを巻き込んだ方がよかったのではと思った。

  • 公爵様の魅力大爆発!
    今回は隠し事なしの2人で調査。
    だから2人のコンビがたくさん見れて良かったです。
    ブレーキ役というより、全部を包み込む風呂敷役の公爵様がいたから安心感も大きかった。



    ルックスにコンプレックスのあり、自分のことを冴えないと卑下する彼女に対し、外見も好きだし君の笑顔が世界で一番美しいと言う公爵様が素敵過ぎました。

    2025.1.30
    22

  • 今までのなかで、一番分厚い!
    そして、次の巻はさらに分厚くなりそう。

    ベアトリスの事件を解決したけど、物語は続く。事件の巻き込まれ方と解決の方法は、めっちゃ面白かった。
    新キャラ、ノートン夫人も、劇団員らもみんなキャラが濃い。

    ライトな文章にするためと登場人物が増えてきたために文量は増えてるけど、これは「登場人物と一緒に事件をわちゃわちゃする時間」と思うと楽しい。

    今回、意外な救世主がでてきたのも嬉しい。
    ベアトリスは、ようやく本物の家族の親愛や、友情を手に入れつつある。

    それも嬉しい。

  • 今後のフローラが気になるところ。

  • 事件は続くですね

  • なかなか結婚しない(笑)!!だがそこがいい!
    今回は社交界デビューをくじかれた宿敵からの依頼でダイア探し……かと思いきや様々な思惑に巻き込まれ結局はまた死体を発見してしまう。
    公爵と共に劇団に潜入しながらも謎を解く。

    恋愛要素もありながらも、ミステリーとしても面白い。主人公の主人公らしさ、頭の回転はいいけれどどこか卑屈に感じているところが変わらず出ていてそれも良い。次も出たら買うかなぁ。

  • ヴェラ叔母さん、嘘を真実だと思って20年近く生きてきてひどい態度も取って来てたから、そりゃ結婚後どんな対応されるか怖いよねぇ。
    アバクロンビーが結婚準備張り切ってて良いなぁ。良い人。

    くすみちゃん呼ばわりしてデビュタント最悪にしておきながら当時のことはすっかり忘れたふり&デビュタントもちがう年だったと嘘をついて相談て、ブロアムは図々しいな。
    でも、結婚するのを先延ばしにしろ合戦からベアが離脱できるキッカケをくれてナイス。
    そして、面白い事件を持ってきてくれたのもナイス。
    祖父の遺産であるダイヤモンドを捜して、か。
    って思ってたら、レディ・ヴィクトリアの父親のタヴィストック卿と手を組んでついた大嘘だった…!
    公爵との婚約解消を目論んでの。
    ローズ氏も雇った俳優だったなんて。
    しかも、ベアを襲わせてそれをラルストン夫人に見せる予定でスキャンダルをまき散らしてもらおうと思っていたとは…とんでもねえ悪女だな。
    公爵がブロアムの生命線であるアルマックス・クラブの会員証剥奪という罰を与えたのは納得~。破滅してくれ。

    タヴィストック卿、ドクズで草。
    でも、位の低い相手を人間とも思わないような貴族のテンプレという気がしなくもない。
    公爵様がブチ切れて殴ってくれてスッキリしたわ!

    公爵様、ノリノリである(笑)
    変装にも磨きをかけてきて草。
    でも、ダイヤモンドの在り処を知っているブロアムの顧問弁護士から話を聞き出すための忍耐力はまだなかったかぁ。
    ベアの言う通り、自分だって長々と話すのにね(笑)

    公爵様、ベアと結ばれてからほんと我慢が効かなくなっててイイ!
    何とか式上げるまで純潔は保とうと理性総動員してるね(笑)
    地下に閉じ込められた時も縄を切って自由になれたとはいえ、アツアツすぎるて笑っちゃった。
    フローラが助けに来てくれたけど、すごい間の悪い感じになってて苦笑いしたよね。
    ベアの影響でフローラの推理力と行動力が上がってる気がする。

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