アルプスの少女ハイジの料理帳

  • 原書房
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本棚登録 : 49
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562073498

作品紹介・あらすじ

世界中で愛される名作児童文学『アルプスの少女ハイジ』に登場する料理が作れるレシピと、物語の背景と文化の解説。料理から物語世界を知ることができるフルカラーフォトガイドブック。

感想・レビュー・書評

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  • “ハイジ”の物語の概要や様々な事を簡易に解説し、
    更に、物語に登場する料理や着想を得たレシピを紹介する。
    ・まえがき
    ・むかしむかしハイジという女の子がいた
    ・ヨハンナ・シュピリの人物像
    ・「ハイジ」のシリーズが人気者になる
    地図で見るハイジ  ・映像で見るハイジ
    ・スイスの象徴そして世界で崇拝される偶像
    ・ハイジの聡明さ ・自然への愛着 ・ハイジと囲む食卓
    第1章 デルフリ村  第2章 アルム
    第3章 都会:フランクフルト、ローザンヌ、チューリヒ
    第4章 ハイジの国で
    図版、参考文献、訳者あとがき、レシピ種類別目次

    前半は、フランス人とスイス人の著者の視線での、
    作者ヨハンナ・シュピリと“ハイジ”を取り巻く様々な事。
    彼女の生涯と作品、翻訳と翻案、舞台になった場所、
    映像、“ハイジ”のスイスでの影響、“ハイジ”の人物像など。
    日本のアニメが“ハイジ”を世界に広めたとの話は興味深い。
    後半は、ハイジの物語の世界からの料理のレシピと写真。
    その土地の素材を活かしたレシピは美味しそうなのだが、
    いかんせん写真が無いものが多く、残念。
    更に、レシピのページにある物語の一文が、本の紹介や
    参考文献と連携していないので、出典がわかりにくいし、
    トリッテンの創作も混じっているんだよね。なんか中途半端。

  • 昭和生まれで、「アルプスの少女ハイジ」を見たことがない人はいないのではなかろうか。特に我が家は母が特にハイジが大好きで、再放送を繰り返し繰り返し観ていた。もちろん私も。
    以前スイスに行った時、どこを見ても「ハイジが走ってきそう」な風景に感激した。そんなところで食べたいものといえばアレです、アレ。溶けて黄金色に輝くチーズをパンの上に乗せて食べたい!飲み物はもちろんヤギのミルク(木の器必須)。
    「おいしい食べ物とは、自分を愛してくれる人が心を込めて用意したもの」と言うヨハンナ・シュピリのメッセージは今日でも色褪せることはない。

  • ヨハンナ・シュピリではない人が書いたハイジの続編があるなんて知らなかった。
    また、シュピリの書いたものについても翻訳者が翻案者となり、原作を削ったり、加えたりしているものがあるみたい。なんだか、昨今のテレビドラマの原作者と脚本の問題につながるものを感じます。

    話は戻りますが、ハイジといえばチーズ、ヤギのミルク、白パン等美味しそうな食べ物であふれていて、子供の頃アニメの再放送に夢中になっていました。
    この本にもそんな魅力的な料理のレシピや写真が掲載され、見てて癒やされます。
    ただ、料理の写真が、載っていないものもあり、レシピを見て想像するしかないものも。
    写真は全て載せて欲しかったかな。

  • なんか思ってたんとちゃうかった。
    ハイジに出てくるあのとろーっとしたチーズとか、ふわふわの白パンとかの再現を含んだ料理本かと期待していたんだが。もちろんレシピはあるんだが。
    ハイジの著者についてとか、作品の展開とかについてかなりページを割いた上に、レシピも写真も美味しそうじゃない。
    情報量も薄い。
    残念。

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