古代ギリシア・ローマの魔術のある日常

  • 原書房 (2024年9月25日発売)
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  • 本 ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562074662

作品紹介・あらすじ

古代ギリシア・ローマの人々にとって魔術は身近なものだった。媚薬をつくり、気に入らない人に呪いをかけ、死者と対話し、悪霊から身を守る魔術や呪術は暮らしの中にあった。文献と史実からひもとく魔術的日常。

感想・レビュー・書評

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  • ギリシャ、ローマの時代にあって、まずは「超常現象」という言葉を忘れなければならない。
    不可思議がなかったわけではない。
    むしろ、あらゆるものが不可思議で、それは超常でもなんでもなかったわけだ。

    内容は、まあその頃の「魔術」に関するエトセトラ。死霊術から魔法薬、呪文、魔法生物、予言となんでもあり。普通に楽しんで読める。
    「魔術」は事実ではなかったかもしれないが、当時は「真実」だったのだな。

    個人的には、刀を鍛える呪文。
    焼き入れの時間で出来不出来が変わってくるのが事実だが、呪文を正確に唱えることで、ちょうどその時間が再現されるため、呪文の効果があったという。

    なるほどやんか。

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著者プロフィール

古代ローマを専門とする世界的に著名な歴史学者。著書多数。邦訳に『古代ローマ旅行ガイド』『古代アテネ旅行ガイド』『古代ローマ帝国軍事公式マニュアル』などがある。

「2022年 『古代ギリシア人の24時間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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