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- 本 ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562074662
作品紹介・あらすじ
古代ギリシア・ローマの人々にとって魔術は身近なものだった。媚薬をつくり、気に入らない人に呪いをかけ、死者と対話し、悪霊から身を守る魔術や呪術は暮らしの中にあった。文献と史実からひもとく魔術的日常。
感想・レビュー・書評
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ギリシャ、ローマの時代にあって、まずは「超常現象」という言葉を忘れなければならない。
不可思議がなかったわけではない。
むしろ、あらゆるものが不可思議で、それは超常でもなんでもなかったわけだ。
内容は、まあその頃の「魔術」に関するエトセトラ。死霊術から魔法薬、呪文、魔法生物、予言となんでもあり。普通に楽しんで読める。
「魔術」は事実ではなかったかもしれないが、当時は「真実」だったのだな。
個人的には、刀を鍛える呪文。
焼き入れの時間で出来不出来が変わってくるのが事実だが、呪文を正確に唱えることで、ちょうどその時間が再現されるため、呪文の効果があったという。
なるほどやんか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
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