統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)

著者 :
  • 培風館
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本棚登録 : 268
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784563024376

感想・レビュー・書評

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  • 2章までは、とりあえず読みました。演習問題はわけわからなそうなのでやってません。3章までが準備なので、まだ準備すら終わってない・・・統計力学って普通は3年生くらいからみたいですけど、今(2年)受けている授業に統計物理学という仮面をかぶった熱力学の授業があって、統計力学をやるもんだと勘違いしていたんです。でも勘違いがこの本を読むきっかけになったので、よかったです。インターネットで貸出延長しようとしたら、「予約が入ってるのでできません」と出て、予定より2週間早いお別れとなってしまいました。そんな文字が出るのは初めてみたので、それだけ人気だということでしょうか。確か全学で3セットあったと思うんですが。なのでできれば大学にもっと買って欲しいですね。TAの人も「ええ本やで」と言ってました。(2009.4.16)とりあえず、一通り読んでみた。4章以降はほとんど、飛ばし読みであるが。1年前の感想は図書館で借りてだったが、先月2巻とも購入した。全学で3セットだったという図書館の蔵書も、今では10セットくらいあるように思う。数式や概念が理解できなくても、飛ばし読みで楽しめるのは、いちいち著者の感想が書いてあるから。それによって、その考え方のどこが面白くて、感動的なのかが分かる。本当はそれは自分で見出すべきことかも知れないけど。そして、田崎さんの場合、正直に書いてあるなあという感じがする。朝永さんの『量子力学』を読む気が失せたなあ(笑)(2010.5.10)

  • 統計力学の基礎において、エルゴード仮説などは関係ない、と言い切っている。そして、そういい切っている本は他にはないらしい。
    ちなみに朝永振一郎の「物理学とはなんだろうか」とか「量子力学」の付録にあるような、統計力学のミクロとマクロのつながりはエルゴード仮説やバーコフのエルゴード定理に拠っているという考えに真っ向から反対しています。

    現象論の重要性や、美しい現象論が存在し、人間がそれを発見できたことへの誇り・驚きのようなものを感じる。
    また、現象論というのを、根本的なものとしてとらえる哲学が感じられてとてもおもしろい。

  • とうとう出た。私はこの本の草稿で、統計力学を勉強したんや。
    初心者にも読める形で、ここまでしっかり書かれた本はないだろう。
    理論の論理的基礎付け、フォーマルな議論から出てきた結果の
    物理的解釈ともに、非常に丁寧に書かれている。

    まあ、ぶっちゃけ、不満が無い訳ではない。
    数学的にはまあそうなんでしょうが、それを物理的な言葉で
    言い換えるとどうなるのよ?と言いたくなるところもある。
    が、そういう不満も、全体的なレベルがすごく高いから出てくる、
    って面もあるだろう。

    これに刺激されてか、清水さんの草稿の更新頻度が高まったのも要注目。

  • 【物理工学科】ベストリーダー2020 第8位

    東京大学にある本はこちら
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2002651130

  • 統計力学を原理的に述べており、とてもわかり易い。とても良いアプローチを用いた本だと思う。

  • 今回所蔵した「熱力学 現代的な視点から」と同じ著者による、統計力学の本です。
    熱力学同様、丁寧にわかりやすく解説されています。
    「統計力学」の講義を受けた後に読むと参考になると思います。
    (マテリアル工学科)

    配架場所:工4号館図書室,工2号館図書室,工3号館図書室,工6号館図書室
    請求記号:4a:T:01.10 ,420.8:Sh59:37 ,421.4:Ta99:1 , 41:T:13 ,41:T:15 ,S2:S10:37

    ◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2002651130&opkey=B151018758313586&start=1&totalnum=3&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=000


    ◆参考文献
    「熱力学 : 現代的な視点から」 (新物理学シリーズ / 山内恭彦監修‎ ; 32‎)‎.
    田崎晴明著‎‎‎. 培風館‎, ‎2000.4‎.
    配架場所:工4号館図書室,工1号館図書室B,工2号館図書室,工6号館図書室
    請求記号:ad:T:01.00 ,020-0:T.15 ,420.8:Sh59:32 ,S2:S10:32

  • 量子論と古典論を行きつ戻りつしながら、物理学とは何かについて、深い洞察が得られる。著者が深いところを把握し、見通し、筋道立てているからこそ、著すことがてきた奇跡的な教科書だ。

    教育とは洞察の深さ、本質さに宿ることを思い知る。日本語で学ぶことができるなんて、今の私には幸せすぎる。著者は時折、この部分は読み飛ばしても良いと書かれているが、もったいなくて、かえって、その部分はこころして読んでしまった。

    著者の言葉を噛み締め、行間をきちんと埋めるには量子力学の知識が前提だ。

    同じ著者の熱力学とは当然異なる再構成の手法だが、量子論の確率解釈とは違う意味で、確率を基礎に据えた、精緻な立論から、果ては宇宙背景輻射まで、ぐいぐいと導かれた。

    さあ、下巻に進もう。

  • 2017年度 理学図書室 貸出第20位

    理図書 11646669 420.8||Sh59||37

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