なつペンギン

著者 :
  • ひかりのくに
3.49
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本棚登録 : 121
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (27ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784564006722

作品紹介・あらすじ

暑い夏の日、1羽のペンギンが日本のある町にやってきました。寒い国生まれのペンギンは、暑さに弱いんです。「ふ~、あついなあ」なんとか涼しいところを見つけたいのですが…。夏の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 夏らしい雰囲気が出ている絵本。真夏の暑い時期に、街にペンギンがいたら、こんな風に行動するのかな?夢を見てしまうペンギンが可愛らしいです。

  • 「暑い夏の日、1羽のペンギンが日本のある町にやってきました。寒い国生まれのペンギンは、暑さに弱いんです。「ふ~、あついなあ」なんとか涼しいところを見つけたいのですが…。夏の絵本。」

  • 息子6歳10ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。


    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム 
    その他

    暑い夏のにほんのあるまちにペンギンが突然やってくる。
    「あつい…」
    ペンギンは涼しい場所を探してさまよいます。

    そりゃ暑いよ。
    人間だって、今年の暑さには閉口しているんだ。

  • 街にペンギンがいたら、かわいいなあと思う。夏だね。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00358147

    暑い夏の日、1羽のペンギンが日本のある町にやってきました。寒い国生まれのペンギンは、暑さに弱いんです。「ふ~、あついなあ」なんとか涼しいところを見つけたいのですが…。夏の絵本。(出版社HPより)

  • 夏の日本にまよいこんだペンギンが涼を求めてさまよう様子がかわいらしいです。

  • ほわっとします。
    絵なのか
    文章の書き方なのか
    なんだか
    ほわっとします。

    暑いんだか、涼しくなるんだか…そんな感覚にもなる
    不思議な絵本でした。

  • 巻末より→
    作者のことば
    アルゼンチンを旅したときのことです。この国は地球の反対側にあるので日本と季節がはんたいです。寒い冬に出かけたのに、向こうはとても暑い夏でした。ここの魚市場に一羽のペンギンが飼われていました。誰が飼うというのではなく、みんなが余った魚をあげ、かわいがっていたのです。どこかの船員が南の海から連れてきたのでしょう。ペンギンは暑そうに市場の中を歩き回っていました。このペンギンがいちばん喜ぶのがホースで水をかけてもらうことでした。市場の人が水を使っていると急いでかけてきます。そしてホースの水をかけてもらうとうれしそうに目を閉じていました。水をかけてもらいながら、暑い夏の中でふるさとの氷の海を思い出していたのでしょう。日本の夏もアルゼンチンに負けない暑さです。コンクリートの町は特にひどい暑さです。私は日照りの中を歩きながら、自分が夏の国に迷い込んでしまったペンギンのような気がしました。日本の夏にペンギンがきたらどうするでしょう。そんな気持ちで、この本を作りました。

  • みにぴ ミク氏 2011.07.16

  • 暑い夏の日、1羽のペンギンが日本のあるまちにやってきました。
    ペンギンは涼しい所を探して歩きます。
    そしてお買い物にでかける女の人の陰に入ってついていくうちにスーパーマーケットに。
    そこで、見つけたのが鮮魚コーナー。
    あまりの涼しさに、魚の棚で眠ってしまい、夢を見ているペンギンが可愛らしかったです。
    ペンギンとトンボの会話も可愛いですよ。

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著者プロフィール

1947年秋田県角館町(現仙北市)生まれ。作家。東京理科大学理学部応用化学科卒業。アウトドア雑誌の編集に携わるかたわら執筆活動に入る。小説で芥川賞候補4回ノミネート。『木のいのち木のこころ』『失われた手仕事の思想』『手業に学べ』『大黒柱に刻まれた家族の百年』など、聞き書きによる著書を多く著す。2003年に絵本『なつのいけ』(絵・村上康成)で日本絵本賞大賞受賞。1950~60年頃の子どもたちの生活を描いた絵本『おじいちゃんの小さかったとき』(絵・松岡達英)がある。他に『正吉とやぎ』など。

「2022年 『少年時代 飛行機雲はるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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