くまくん

著者 : 二宮由紀子

• ひかりのくに (2004年4月15日発売)

作品紹介・あらすじ

くまくんがさかだちをしてかんがえたこと。「あれ?もしかして、ぼく、いま、さかさまになってるから"くま"じゃなくて"まく"なんじゃない?」。

感想・レビュー・書評

[F本さんの感想 · 2017年9月14日]

ああそうか、言葉遊びの本なのかこれ（今気付いた）。

くまくんが逆立ちをして考えたこと。
「あれ？ぼく今、逆さまになってるから『くまくん』じゃなくて『まくくん』じゃない？」

子どもって、あっという間に「違う自分」になれちゃうんだよね。
例えばこの本みたいに、自分自身に別の名前を付けたりしてさ。
私がそんな風に空想して遊ばなくなったのはいつからだろう……どう足掻いても「この自分」でいるしかないという事実を思い知ったのはいつだっただろう……。

とかって妙な深読み（と云うより誤読）をしてました。

『パンダコパンダ』好きの娘は、いろんな動物の逆立ちが楽しかったみたい。良かったね。

[pass0pass0さんの感想 · 2024年3月11日]

図書館本。さかだちして「まくくん」になるくまくん。やはり登場したかばくん。まさかのやまあらしくんの時には、ちょっと考え込んでいました。まくくんと動物たちの会話がとても自然で、小気味よく読み聞かせできました。

[ka-twu-keさんの感想 · 2023年8月14日]

おもろい。早くこどもに読み聞かせしたい。絶対ウケる。くまくんが、自分を見て、自分の存在を捉え直していくのが好き。

[ShimaneKenの読書家さんの感想 · 2023年5月7日]

最後の絆創膏の′意味′がなるほど！と面白い作品でした！！

[anko100さんの感想 · 2022年11月20日]

さかだちをして「まくくん」になるくまくん。ほかの動物もそれがうらやましくて。。。逆さ言葉で遊べるかなと読みました。予想通り、５歳は「かばくん」のところで大うけです。

（のり5y7m、まり2y10m）

[hkmookさんの感想 · 2020年4月23日]

北海道の絵本作家あべ弘士さんのイラスト。とてもかわいいです。

[平井小読み聞かせさんの感想 · 2020年2月22日]

3-3 2016/09/21

[momoco-cozさんの感想 · 2019年8月19日]

じぶんの名前をさっそく逆さまにしたい3歳児。

[たまネコ♪さんの感想 · 2019年4月14日]

「オチ」がひねってあっておもしろい（笑）

[mokomaさんの感想 · 2016年8月15日]

逆さことば。子どもが好きそう。

著者プロフィール

1955年、大阪府に生まれる。2000年に『ハリネズミのプルプル』シリーズ（文渓堂）で赤い鳥文学賞、2005年、『きらい』（解放出版社）でIBBY推薦図書リスト選定、2011年、『ものすごくおおきなプリンのうえで』（教育画劇）で日本絵本賞大賞、2012年、『へちまのへーたろう』（同）で日本絵本賞など受賞多数。他の絵本作品に『どうぶつえんはおおさわぎ』（文研出版）、『ぞうがいるってすてき』（BL出版）、『いただきまーす！』（解放出版社）ほか、童話作品に「コロッケくんのぼうけん」（偕成社）、「あいうえおパラダイス」シリーズ（理論社）ほか多数ある。

「2016年 『うふふ』 で使われていた紹介文から引用しています。」