- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784565106216
感想・レビュー・書評
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一気に読んだ。とても読みやすい。読んでいて、当たり前だ、当然だ、常識だ、ということばかり。でもその常識を伝わりやすく言語化すること、当たり前でしょと思えるような説得力があること、それがすごい。
臨床していて聞く耳をもたない、腹が立つ親はたくさんいた。でも自分には力及ばないものだと諦めていたけど、著者は諦めてない訳だ。問題視解決思考が染みついてる。
でも、これを読んで欲しい人は、きっと読んでもなんのことか分からないかな、と。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「拝啓、アスペルガー先生」から奥田先生を知り、メリットの法則や子育ての教科書等の著書を読みました。
臨床を主とされ、100のケースがあれば100の見立てを行う奥田先生にとって、子育ての原則を書くというのは
かなりの慎重さを求められる仕事かと思いました。
手法ではなく、親としての在り方を書いたこの著書はまさに「子育てプリンシプル」と呼ぶにふさわしく、厳しくも世の中の子育てに悩むご家庭(発達障害のケースも含む)に対する愛情を感じました。
親の都合ばかりを押し付ける「煉瓦瓶家族」でもなく、子どもの都合ばかりに揺れ動く「クラゲ家族」でもない、子ども自身が経験し、どう考えていくかを育てる「土台家族」を目指すというのがこの著書の肝なのかな、と。
また、子どもの年齢によって「もも」「リス」「ライオン」と特徴づけるのも分かりやすいなぁ、と思いました。
書かれていることは厳しいのに、こういう言葉を選ぶことに愛情を感じます。
手法やその背景となる「行動分析学」には触れられていません。
この著書を読んですぐに子育てに迷わなくなる、という方はもともと立派な素養をお持ちかと思います。
しかし、耳障りが良く、子どもをダメにするような子育て論が多い中で、子どもの自立を本気で考えたこの本の意義は大変大きいと思います。
子どもが自身の行動に責任を持つ、という意味では菅原裕子さんの「子どものこころの育て方」とも共通しているかな、と思います。
子育てに悩む方はもちろん、将来親となる方全てに読んでもらいたい本です。 -
現代の親に必要な批判
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うーん。別に。学ぶとこなかったなあ。
しいていえば、相手は子供なんだから親がリーダーシップとれ、というスタンス。
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子育てカウンセリングに力を入れている行動分析学者の軽い子育て本。行動分析学的な理屈は書いてないが行動分析学が背景にある子育て論が展開されている。(親の気まぐれな行動はだめで、ルールを決めてそのルールを守ったら褒め倒すぐらいに褒めて、ルールを守る週間を育てるなど)
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子育ては親がブレずに土台をつくること!
奥田先生の本を読むと
カーーッと気合が入ります。
奥田先生の著書を読むたびに
改善していますが、
いつのまにかまたブレだしていました。
この本には、まさにうちと同じ悩みが書かれており、
いまこのタイミングで読めてよかったです。 -
部分的に共感し、部分的には反発を覚えた。読みにくい。
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以前にドキュメンタリーTVで著者の姿を知りました。発達障害の子供の訓練で、かなり積極的&やや圧倒的に子供に接していたが、凄い効果があると絶賛されて海外からも大人気だとか。
私も5歳男児の母親で育児には試行錯誤と悩みの日々。社会の風潮や世間体を気にしてムードに流されているというのは納得。個々家族の子育てプリンシプルを大事に考え、家族全員が同じ価値観を共有して過ごしていく事が重要だと思った。 -
わかる気がするが、勇気がいる。
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耳が痛い内容もあるけど、
バッサバッサと「こうあるべき」子育ての本質を
言い切ってるところがかっこいいです。
親がプリンシプルを守って、ブレない。
これが大事なんですねっ。
何度も読み返す、一冊です。