ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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  • / ISBN・EAN: 9784566001985

感想・レビュー・書評

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  • レビューがバーニンガムファンの方を傷つけないように、選書にも大変気を配った一週間だったが、今日でおしまい。
    バーニンガムのカテゴリーには12冊が収まった。
    作品数の多い作家さんなので、たかだか12冊ではほんの端っこをかじった程度。
    でもそれぞれに思い入れはある作品たちだ。
    もしも皆さんが「いやいや、自分だったらこの本を選ぶ」と思われたなら、ぜひ教えてくださいね。

    というわけで、最後はオールマイティのこの一冊を。
    読み聞かせをされている方なら、一度は必ず読まれたことはあるかと。
    時間調整にこの上なく便利な本で「しまった、3分残ってしまった」などと言う時に一部だけ読むことも出来る。
    5分でも、6分でもOK。また、メインのお話の前に読むのも良いかと。

    インスピレーションを刺激する問いかけが続き、小さな子はその場で立ち上がってピョンピョン跳びはねてしまうこともある。
    「きみんちの まわりが かわるとしたら、大水と、大雪と、ジャングルと、ねえ、どれがいい?」・・主人公の男の子がこう聞いてくるのがスタート。
    そんな・・選べない・・と迷っている子。ぎゃぁぁ!どれもヤダ!と嬉しがる子。
    問いかけては反応を楽しめるので、読む方も楽しいことこの上ない。
    そして、いつの間にか大人も一緒に迷って考える。
    「どこでなら まい子になってもいい?きりの中、海の上、さばく、森の中、人ごみ。」

    最後まで読みたいと思われるなら、12月がおすすめ。
    何故って「どれを手伝う?」という問いかけに「サンタクロースのプレゼントくばり」という選択肢がラストの方に登場するため。
    その箇所をよければ、季節に関係なく読めることになる。
    大人バージョンを作ろうと何度か試みたが、どれも面白くはならない。
    現実的すぎて、笑えないものばかりが出来てしまう。
    こんな本を良く考えてくれたものだ。ありがとう、天国のバーニンガム。

  • これまた、子どもに大好評\(^o^)/

    どれがいい?って言われても
    どれもいやな選択肢が多くて‥
    でも、
    子どもなりに選んだり、理由をつけたり
    しながら、楽しく読めまーす\(^o^)/

  • じぶんできめれるじゆうさがあって、かぞくみんなでみれるし、なんかいみてもおもしろいさくひんでした。せかいじゅうのみんなのためにジョン・バーニンガムさんはかいたんだなぁーとおもいます。そんなさくひんをのこしていってしまったね。

  • 子どもと、何度も何度も、せーの、で選びあった。想像する楽しさ。

  • 3歳~。
    これから本書を手に取る方には、一人でお子さんにに読ませるのではなく、就寝前のベッドで読み聞かせすることを強く、強くお薦めします。
    本書の魅力は、子どもと小さな対話をしながら読み進めることで、その子の新たな一面、意外な一面に触れることができることです。
    結末も工夫されています。
    細い線で描かれた絵も、素敵です。
    と、魅力が盛りだくさん、

  • 「「ねえ、どれがいい?」と問いかけながら、次々と繰り出される奇想天外な選択肢。
    子どもたちは「どれもイヤ」と言いながら、大喜びであれやこれや悩みます。」

    究極の選択!「〇〇と××ならどれがいい?」あそびが本になった。たのしいものからぎょっとしちゃうものまで。
    たのしーい!

  • 考えながら読める思考系絵本です。
    どれがいい?子供の気持ちが、わかり面白いです

  • 息子といっしょにどっちがいいか選んでいきながら読んでいくのが、楽しい!結構考えさせれれるけど!

  • 人気の作家さんのようですが、うちにはあまりありません。これから増やしてもいいな、と思いました。
    ねえ、どれがいい?家の周りがかわるとしたら、ジャングルか、大雪か、大水か・・・とか、とても具体的で、でもファンタジーな感じのいわゆる”究極の選択”が次々出てくる。でも「カレー味のウンコかウンコ味のカレーか」とは違って、どの選択にもちょっと夢があったりして楽しいです。
    うちではもっぱら、甘えん坊の5歳娘が声に出して読んで、お兄ちゃんやパパやママに答えてもらうというスタイルです。一生懸命聞いてくる娘も可愛くて、思い出深い1冊になりました。

  • なかなか選べない選択肢ばかりで、ふふっと笑っちゃったり、それはないよね、と言いあったり。
    バーニンガムの優しい色彩で楽しみました。

著者プロフィール

ジョン・バーニンガム:絵  1936年イギリス、サリー州生まれ。ロンドンの中央美術工芸学校を卒業。はじめての絵本『ボルカ―はねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』(ともにほるぷ出版)で再度受賞をはたす。『いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』(あかね書房)、『ねえ、どれがいい?』(評論社)、『ドライバーマイルズ』『ガンピーさんのサイ』(BL出版)など作品多数。2019年1月逝去。

「2021年 『パイロットマイルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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