おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

  • 評論社
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本棚登録 : 2331
感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566002333

感想・レビュー・書評

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  • 言葉のリズムが心地よい。
    言葉を追いかけているうちに、心も、体も、静かになっていくのを感じます。
    騒いでいる子供も、最後のページにはおとなしくなっています。

  • 部屋にあるものをはじめは言葉にしていき
    それらに次々とおやすみなさいと言っていく
    独特の色使いだからか見入ってしまう不思議…

  • 1月のテーマ

     うさぎさんが みどりの おへやのなか…

     そろそろ ねる じかん…

     みどりの おへやの なかに でんわが ひとつ あかい ふうせん 

     ひとつ…

     おやすみなさい おへや おやすみなさい  でんわ おやすみなさい

     あかい ふうせん…

     えほんのなか の ふうせん こねこ てぶくろ… ひとつずつ さがす 

     楽しさや くりかえす おやすみなさい のことば…

     おやすみまえに ぴったりの えほん です。  

  •  うさぎさんがねるとき、へやのなかのもの、目にみえるものひとつ、ひとつにおやすみまえのあいさつをしていきます。
     ゆっくり、ゆっくりよんでいくとしぜんとねむりに誘われる本です。【おはよう・お休み】 

  • ★★★
    小さな赤い部屋の中に風船一つ、電話が一つ。おやすみお月様、おやすみ子猫。
    ★★★

    カラーベージで部屋全体、白黒ページでおやすみを云う相手が交互に書かれています。部屋の様子は、明かりや時計の時間で少しずつ時間の変化を表し、白黒ページでは着る者、食べ物、生き物と身近な物が出てきます。私が最初見たときには少し地味かなと思ったのですが、子供たちが喜び、子供は別に派手で可愛いものでなくても大丈夫なんだと思いました。また、カラーページにはねずみが出てくるのですが、子供たちはカラーベージになるたびに「ねずみ探し」を楽しんでいます。

  • 読んでる自分も眠たくなるような
    寝る時に良さそうな本。

  • 2,3歳のころ、寝る前に読んであげる本だと思います。前のページの一部がアップになり、おままごとのような絵の感じがとても優しい。
    良本だけど、予算の厳しい小学校図書館には不向き。原書と二冊買いならありかな。

  • 1歳の頃から、長男がこの絵本を大好きすぎて、物の例えとかじゃなく100回以上読んでるな。
    中綴じも解け気味で、カバーが生きていることが奇跡です。

    小さい子に読んであげる時にはどうか、「ねずみさんどこかな?!」だとか「おへやがだんだん暗くなって来たねぇ!」などと言わないであげてください。きっと自分でみつけるから。

  • しずかにおしというおばあさん、神々しく光る月、ちょろちょろ動いているねずみ。
    同じ部屋から少しずつ何かがなくなっていき、夜の深まりが増していく。
    静かな、印象的な本です。

  • お部屋の全体図は見開きの鮮やかな色彩で、個別に描かれている時は1ページに一つずつで白黒。それが交互に構成されていて、カラーのページはページを重ねるごとに徐々に色彩が暗くなっていくの。夜がふけていくように。白黒を間に挟むことで一見気づきにくいけれど。始めは部屋の明かりがついていて、いつのまにかベッドサイドのテーブルに置かれたランプだけが灯っていて、そしてそれも消えていく。

    最後は暗くなったお部屋の窓から見える月明りの星空と暖炉の火だけが色鮮やかに浮かび上がっています。

    徐々に暗くなっていったり月が少しずつ登っていく様子、お部屋の中をちょろちょろと動き回っているこねずみの位置と、同じ部屋の中を描いていてもそういった変化を楽しみたい本なので、各ページに添えられた文章は少ないですが、ゆっくりゆっくりとページをめくります。

    読み終わった時にはとても静かな気持ちになる、眠る前の読み聞かせにぴったりな一冊。

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著者プロフィール

1910年、アメリカ・ニューヨーク州で生まれる。4つのペンネームも使って100冊を超える作品を世に出した。現在まで出版されつづけ、親しまれている絵本も多い。邦訳作品は『おやすみなさい おつきさま』(評論社)、『ぼくにげちゃうよ』(ほるぷ出版)など多数。レナード・ワイスガード絵のコルデコット賞受賞作『ちいさな島』(童話館出版)と同銀賞作『まいごになった子ひつじ』(長崎出版)は、ゴールデン・マクドナルドというペンネームで書かれている。1952年没。

「2023年 『こねこのさがしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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