ブーツをはいたネコ

  • 評論社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566003217

感想・レビュー・書評

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  • ずるがしこいネコが一匹で活躍して、男を王女の婿にしてしまう。そう楽しい感じじゃない。絵は緻密。外国の絵本らしい。

  • 1991年コールデコット賞受賞作品

  • ・ひょうしが面白い、めくるむきにちゅうい
    ・おようふくも面白い
    ・はくりょくのある色鉛筆画

  • フレッド マルチェリーノ (イラスト)

  • 猫が一番賢いんじゃん!裏表紙の猫の絵が可愛い❤(。>﹏<。)

  • 図書館でこの本を見たときに、表紙いっぱいの猫の顔、タイトルが出てないし、妙にひきつけられました。

  • 勇ましい猫が出てくるお話。
    おもしろかった。

  • この絵本は、猫さんの可愛らしさやずる賢さがたっぷり堪能できる素晴らしい作品に仕上がっている。シャルル・ペローの有名な物語に、フレッド・マルチェリーノの描く美しい絵が華を添えている。特に、表紙の猫さんのただ前を見据える顔のアップは誇り高く気高く素敵だ。
    こんな猫さんが家にいてくれたらすごく助かるだろうなぁと思う。ちょっとやり方がヤクザだけれども、たぶん悪気は無いのだろうし、可愛いから許そう。

    【梗概】
    粉屋には三人の息子がいた。貧しかったので死んだときに残ったのは風車小屋と、一頭のロバと、一匹の猫だけだった。長男が風車小屋を、次男がロバを、末息子が猫を貰った。末息子ががっかりして「この猫を食って、毛皮で手袋でも作ったら、あとは飢え死にするしかないじゃないか」と呟いたとき、それまで知らん振りしていた猫はひどく真面目なもののわかった顔つきで言った。「わたしに袋を一つと、ブーツを一足用意して下さい」。末息子が言うとおりにしてやると、猫は早速それらを身に付け、狩りに出掛けた。猫は末息子のことを「カラバ侯爵」と呼ぶことに決め、狩りの獲物をカラバ侯爵からの贈り物として王様に献上し続けた。
    ある日、王様が世界一美しいお姫様と一緒に馬車で川辺へ出掛けることを聞きつけた猫は、末息子にただ水浴びをするように言い、王様の馬車が通りかかると「カラバ侯爵が溺れている」と叫んでまんまと王様の注意を引く事に成功した。王様の家来に助け出された末息子は、王様の衣装の中でもとびきり上等な物を着せられ大切に扱われた。美しい若者だったのでたいそう立派に見え、お姫様も侯爵にすっかり恋に落ちてしまった。
    三人は一緒の馬車に乗り、土地を巡った。猫は先回りし、そこら一帯の農夫たちに、王様にこの土地の事を聞かれたらカラバ侯爵の領地だと答えるように脅した。しかし、本当は、この土地は世界一金持ちで変身が得意な人食い鬼の領地だったので、猫は人食い鬼の根城へ赴き、上手い具合に誘導して小さな鼠に変身させ、ペロリと食べてしまった。
    ちょうどそのとき王様たちがお城に着いた。猫は「カラバ侯爵のお城へようこそ」と挨拶し、人食い鬼が用意させていた宴会の席をそのまま利用した。侯爵の物腰や領地の広さにすっかり満足した王様は侯爵を婿に迎えたいと言い、侯爵もそれを受け入れ、その日のうちにお姫様と結婚した。猫も立派な暮らしになれ、気が向いた時にしか鼠を追いかけなくなったということだ。

  • 絵がすごくきれいです。猫の毛並みがフサフサ。ナデナデしたい。文章は平仮名で大きく,話の展開も単純で幼年向けですが,絵画的な絵本です。

  • 2011年6月7日

    <PUSS IN BOOTS>

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著者プロフィール

Charles Perrault (1628-1703)
17世紀フランスの作家、詩人。ルイ14世の宮廷に仕えた政府高官だったが、晩年に民話をもとにした作品を次つぎと公表し、フランス民話編纂の始祖として知られる。民話に独自のアレンジを加えた彼の作品は、後世に様々な影響を与え、いまでも読みつぎ語りつがれている。

「2023年 『民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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