よるのおるすばん (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566003613

作品紹介・あらすじ

ふくろうのひなたちがある夜目をさますとおかあさんがいない。しんとしずかな夜の森。みをよせあってママのかえりをまちわびるひなたちのふあんにゆれる心。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙から目を惹きつけられる、
    リアルなフクロウたちと、暗い背景。

    本を開くと、またまた真っ黒な中に、リアルで美しい絵が描かれています。
    その黒に飲み込まれ、思わず本の世界に入り込んだような気分になってしまう。

    絵本の中のフクロウたちは、ママの帰りを待っています。
    3人の子たちは、真っ暗な中、不安な気持ちを抱えながら、
    「ママは絶対に帰ってくる!」と信じて待ちます。

    タダ待っているだけなのに、
    真っ黒な背景と、子たちの心細い呟きで、まるでとんでもない冒険に出ているかのごとく、心がザワザワしはじめます。

    すっかり物語の中に引き込まれ、
    ドキドキし始めた頃、フワーッと夜空から舞い降りてくる母フクロウに、
    ホーッと安心感が体中に溢れてきます。

    まるで自分が子フクロウになったような気分。
    妙にリアルな絵と会話が、
    自分もその中にいるような錯覚をおこさせるのかなぁ?

    子たちのかわいらしい会話も微笑ましい。
    ママが最後に子に言う言葉が、子たちへの愛情を感じてしまいます。

  • よなかに目を覚ましたフクロウのひなたち。おかあさんがいない。おかあさんはかえってくるのか、不安なきもちと、かえってきたときの安堵感がかわいい絵本。


  • 3歳7か月

  • 三羽の繰り返しが、だんだん楽しくなってくる。
    ずっと同じピヨちゃん。
    リアルな描写の中に、豊かな表情が描かれていて可愛い。
    ずっと三羽を追っていたのに、ママの登場で急に視点が変わる開放感。フクロウは雄大だ。

  • 美しい絵だけでなく、3羽の兄弟フクロウの個性を捉えた訳もすばらしい!末っ子のフクロウの言葉にとっても癒されます。

  • 2015 7/5

  • お母さんフクロウと3匹のフクロウの雛、フーちゃん、ポーちゃん、ピヨちゃんがいた。
    ある晩、3匹が目を覚ますとお母さんがいない。
    3匹は巣の外に出てあたりを見回すけれど、お母さんの姿がない。
    3匹はお母さんがエサを取って来ているのではないかと考えたり、帰りが遅いので襲われたではないかと考えたりする。
    そうこうしているうちにお母さんが帰って来る。
    お母さんは帰ってくるに決まっていると、言い、3匹はよく考えるとそうだった、と思うのだった。

    フクロウは考える生き物、というテーマでちょっとした笑いになっている。
    首をかしげているように見えるだけだと思うけれど…。

  • 娘4歳7か月、息子1歳11か月時、図書館にて借り

    娘の名前と息子の名前に入れ替えて読み始めたらすっごい怒られた。コワいって
    でも何度も読ませるほど気に入っている。

  • ただひたすらお母さんの帰りを待つ3羽のフクロウのお話です。
    最初は別々の枝に止まって待っていたのにそのうち一本の枝に集まって待っていたり、待っている間ずーっと同じセリフしか言わなかった子が、帰ってきたママに対して違うセリフを口にするところなど、一見暗くて怖そうな本ですが、くすっと笑ってしまうところもある短くてシンプルな本です。

  •  ふくろうの3兄弟が夜目を覚ますと、お母さんがいません。フー、ポー、ピヨの3羽は、寄り添ってお母さんの帰りを待つことになります。3羽のつぶやきが純粋で、素直に心を打ちます。特にピヨちゃんの一言は幼い子どものつぶやきそのもので、思わず抱きしめたくなってしまいます。[年少フィ、ふくろう]

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