トラのバターのパンケーキ ババジくんのおはなし (児童図書館・絵本の部屋)
- 評論社 (1998年1月1日発売)


- 本 ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566003859
感想・レビュー・書評
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漠然と、ちびくろサンボ→アフリカのジャングル、みたいなイメージを持っていたけど、「そもそも虎が出てくるから元々舞台はインド」という説明を聞いてなるほど〜!と合点が入った。ので、新鮮な気持ちで最新版を読んでみた。イラストが情報量多くて、生活の様子や衣服の感じなどイメージできてとても楽しい。良かった。
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男の子がパンケーキをそんなに食べてびっくりした。
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新しい絵になっても名前が変わっても、やっぱりこの話面白い。トラがバターになるなんて、思いつかないよな〜(๑´ڡ`๑)トラ達がおバカさんで可愛いけどカワイソ('・ω・')新しい絵はお洒落だわ❤(ӦvӦ。)
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625
4y0m
Kくんと読むので、最近は好きかどうかよく分からない -
ちびくろさんぼのもとのお話
ちびくろさんぼよりインドのバター、ギイがでてくるし、名前もインド -
娘4歳6ヶ月、息子1歳10ヶ月時、図書館にて借り
もう1パターンのちびくろさんぼを親戚の家で読んで、違うパターンもあるんだね!と娘。
母が幼い頃読んだのはまた違うパターン。。
主人公の名前やイラストが違うだけで、だいたいは一緒。
虎がバターにさえなればok -
★★★★★
「ちびくろサンボ」です。原作者が、さらに楽しい雰囲気増量で改訂。
イラストがかわいいし、くりかえし、はだか、たくさんの数、おいしいパンケーキ、おまぬけサンと、ちびっ子が喜ぶ要素が盛りだくさん。
「パンツマンの本どこ~?」と聞かれます。で、別の本を紹介したら、激しく否定されまシタ。
(まっきー) -
H22年5月 2-2
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『ちびくろサンボ』
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むかしむかし、ババジくんという ちいさい おとこのこが おりました。
ババジくんの ママは ママジ
ババジくんの パパは パパジと いいます。
ママジは すてきな あかい うわぎと、
すてきな あおい ズボンを こしらえて くれました。
パパジは いちばへ いって、 すてきな みどりいろの かさと
そこと うちがわが まっかな、おしゃれな むらさきいろの くつを
かってくれました。
ほら、ババジくんの かっこいいこと!
それで、ババジくんは すてきなものを ぜんぶ みにつけて
ジャングルへ さんぽに でかけたんです。
いくらも いかないうちに ババジくんは トラにでくわしました。
トラは いいました。
「ババジ、おれさまは おまえを くってやるぞ。」
ババジくんは こたえました。
「おねがい、トラさん、たべないで。 このすてきな あかい うわぎを あげるから。」
すると トラは いいました。
「ようし、じゃあ こんかいは みのがしてやろう。
その すてきな あかい うわぎを おいていけ。」
トラは きのどくな ババジくんお すてきな あかいうわぎを とりあげると
「よしよし、これで おれさまが ジャングルいち かっこいい トラって ことになる。」
と いいながら、いってしまいました。
<a href="http://blog-imgs-34.fc2.com/p/e/n/pen72003/2010011112273771c.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-34.fc2.com/p/e/n/pen72003/2010011112273771c.jpg" alt="とらバター3" border="0" width="452" height="317" /></a>
ババジくんが すこし いくと、ちがう トラが でてきました。
トラは いいました。
「おい、ババジ。 おまえを くってやるぞ。」
ババジくんは こたえました。
「おねがい、トラさん、たべないで。
この すてきな あおい ズボンを あげるから。」
すると トラは いいました。
「ようし、こんかいは みのがしてやろう。
そのすてきな あおい ズボンを おいていけ。」
トラは きのどくな ババジくんの すてきな あおい ズボンを とりあげると
「これで おれさまが ジャングルで いちばん かっこいい トラだな。」
と いいながら、いってしまいました。
みなさん「ちびくろさんぼ」のお話を知っていますか?
この絵本は、「ちびくろさんぼ」を元にしたお話なんですよ^^
小さい頃、この絵本を読んで、とても印象的だったのを良く覚えています。
トラ達が、木の回りをぐるぐる回っているうちに、溶けてバターになった!!
な~んて 驚いてしまいますよね^^
『ちびくろさんぼ』 では、「さんぼ」という名称が問題視されていたそうで、
その名称を避け、それにに伴って舞台もインドに移し、
インドの少年ババジの物語にしたようです。
色鉛筆のような色合が、怖いはずのトラ達も優しげに見せてくれます^^
大人の皆さんに読んでもらいたい一冊です♪
ヘレン・バンナーマンの作品





