びくびくビリー (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566008465

感想・レビュー・書評

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  • ビリーは心配ばかりしている男の子
    いろんなことが心配で今日も眠れない
    パパもママも大丈夫っていうけれど、心配はなくならない
    おばあちゃんちに泊まりに行っても、やっぱり心配
    いつもより心配
    そうしたらおばあちゃんが、心配引き受け人形をくれたんだ!
    何?心配引き受け人形って?

    読み聞かせ時間は6分弱くらいです

  • 心配で夜も眠れないビリー。そんなビリーにおばあちゃんが”心配引き受け人形”をくれた。

    worry dollsというグアテマラのお守り人形のお話。チチカカで昔売ってたのを見たことがある気がするなぁ。私自身、不安の強い子供だったから、こういう大人の愛情がたっぷり詰まったお守りを知っていたら嬉しかったと思う。弱虫なビリーだけど、人形を思いやる優しい子。

  • ◆訳:灰島かり(2006)◆第一印象は「やばい!ムスコのベッドサイドに溢れてるフィギュア(クローントルーパー&グリーンアーミー&ガンプラetc.)って、心配ひきうけ人形なのかも…」◆心配症で眠れないビリーのためにおばあちゃんが用意してくれたのは、グアテマラで昔から伝わる「心配ひきうけ人形」(ウォーリー・ドール)。手渡してくれるおばあちゃんの「手」がうっとりするほどよい。その手の上の6体の小さなお人形も、素朴で手作りの感じがあたたかい。◆それから、びくびくビリーのとった優しい行動にびっくりする。やっぱりちょっとムスコに似ている。◆私もウォーリー・ドール、ほしいな。【2013/10/17】

  • ビリーが不安な想像をする時はモノクロで、それ以外のときのカラーの描きわけが気持ちのいいリズムの絵本です。
    ビリーの不安「帽子のこと」というのが何でだろうと思いつつも可愛い。
    子供と一緒に不安な事を話し合いながら読むと楽しそう。
    多分子供もビリーと同じ「安心」が欲しくなると思うので、流行りのフェルト人形でも作れると楽しさ二倍なんじゃないでしょうか?

  • これも展示会へ行く前にと借りたけど、主役はゴリラじゃなくて恐がりの男の子。一時期流行ったあのお守り人形、プードゥードールだったっけ?願いがかなうとか、災いから守ってくれるとか、色んな効果あったね。
    この絵本ではウォーリードールといって、中央アメリカに伝わる「心配引き受け人形」だそう。プードゥードールよりも人っぽい形をしている。寝る前に心配ごとを人形に話すと、朝気にならなくなるらしい。それをおばあちゃんがビリーにあげるんだけど・・・

    私も細かいことが気になる余計な心配性なんだけど、そこまで気にできたら優しさだよなぁってオチが、可愛かった。
    心配事も読者になってみると、可愛らしいというか、想像力豊かだなぁと微笑ましいくらい。
    だから心配性な人が読めば、心配性な自分を励ましてくれるウォーリー絵本かも!

  • worry doll。
    心配事をひきうけてくれる人形。
    その人形の心配事も,worry dollが引き受けるように作る。

    子供の心配を引き受けるなんて,なんてけなげな人形でしょう。

  • ビリーはとっても心配屋。いろんな事が気になって、ベッドに入っても眠れない。でも、おばあちゃんがいいものをくれた。それは、しんぱいひきうけにんぎょう(ウォーリー・ドール)。
    心配事を人形に打ち明けたら、人形たちが代わりに心配してくれる。
    ビリーは安心して眠れるようになった。
    でも、ビリーの心配を聞いた人形たちは、心配で眠れなくなるんじゃないの?しんぱいひきうけにんぎょうの心配をしたビリーは・・・

    グアテマラに伝わる、昔からある人形。木ぎれにくず布と糸を巻き付けて作ったもので、大きさはマッチ一本ほど。人形に心配事を打ち明けて、まくらの下にして寝ると、朝には心配なんて気にならなくなっているといいます。今でもグアテマラの子どもたちは、人形が心配ごとを取り去ってくれると信じています。
    今では世界中に知られているという人形。
    見てみたい!作ってみたい!

  • 地元の小学校には6年生を読み聞かせで送る会があります。
    卒業間際の最後の読み聞かせの時、これを読みました。
    お話の中に出てくるものをモチーフにした栞も配りました。
    本はあなたのそばにいるよ。
    心配しないでね。
    そんな想いを込めて。

  • いろんなことが心配でたまらないビリーはHSC傾向が強い8歳息子と被る。
    「考えすぎだよ」「大丈夫だよ」のパパとママの声が安心に繋がらないのも経験済み。
    おばあちゃんがビリーにくれた〈しんぱいひきうけ人形〉の存在をもっと早く知りたかったな!実践は息子にさりげなく断られてしまったけど、もう少し前から人形なり親なり息子の心配や不安をじっくり聞いてあげていたら、今本人が感じている生きにくさをちょっとは軽減できていたかもしれない。
    息子の性質との向き合い方について改めて考えるきっかけをもらった。

  • わたしも夜ビクビクしていたのに
    この本を読んでビクビクしなくなった。

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