- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566012646
作品紹介・あらすじ
密林に生まれたゴリラのハンノーとふるさとを追われた少年ピン。このひとりと一ぴきが、グリーン・ノウの森で、深いきずなをむすびます。カーネギー賞にかがやく胸にしみる名作。
感想・レビュー・書評
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1.2巻は面白かったが3巻は私の好みではなく、4巻はどうなることやらと読み進めました。4巻は有名な賞をとったとのことで期待して読みました。出だしは面白かったけど、終わり方が私好みではありませんでした。
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故郷を追われ難民の収容所で暮らす中国系の少年ピン。ロンドンの動物園でゴリラのハンノーを見たピンは、自分の境遇と重ね合わせ、強い関心を持つ。その後、ピンは、オールドノウ夫人にまねかれ、グリーン・ノウへ。同じ頃、ハンノーが動物園から逃げ出したことがニュースになっていた。
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オールド・ノウ夫人もピンもジャングルの中で生きるゴリラの家族もハンノーもジャングルの自然もオールド・ノウの自然もみんな素敵で切なくて・・。ピン、よかったね。オールド・ノウ夫人の孫になれて。
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今まで個別で存在してた物語が、ぎゅぎゅぎゅ~っと1つになった感じがした。
小さな少年と、野生のゴリラの心の交流。
そして、変らぬ優しさで見守り続ける老婦人と家。
いいなぁ。素敵だなぁ。
そして、ピンはこの家の子になるのか。
素敵だなぁ。 -
このシリーズを久々に手に取って、ページを追うごとに初読の気持ちをしっかり思いだせたのは、この巻が一番・・・なのかもしれません。 前巻「グリーン・ノウの川」で活躍した3人組の1人、オスカーがどこかの家に引き取られ、難民孤児収容所に1人残された格好になってしまった中国系孤児のピンと、 人間に何も害をくわえることもなく平和に暮らしていたジャングルから、ただ動物園に入れられるという目的だけのために、家族を殺され、故郷を奪われたゴリラのハンノーがロンドンの動物園で出会います。 ピンは、そのハンノーの中に自分をみてしまうのと同時に、自分とは異なり毅然として自分を貫き通そうとしている強い意思の力を感じ、畏敬の念を抱きます。 子供のころ、このシーンを読んだとき KiKi は思ったものでした。 「ああ、この子はトーリーと親友になれる子供だなぁ・・・・」と。 そして前作では旅に出ていたオールド・ノウ夫人が戻ったグリーン・ノウ屋敷の描写を読んだ時には、「ああ、やっぱりグリーン・ノウのお屋敷にはオールド・ノウ夫人がいなくちゃ!!」と。
(全文はブログにて)