アッホ夫婦 (ロアルド・ダールコレクション 9)

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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566014183

感想・レビュー・書評

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  • 原著を読んだあとに読みました。
    今回もダールのブラックユーモアが炸裂していました。

    アッホ夫婦は不潔で醜くて、とてもいじわる。
    いじわる…と言うには度が過ぎていて胸が悪くなる嫌がらせを互いにしあう様子に、似たもの夫婦だなぁ…と呆れてしまいます。
    そんなアッホ夫婦の物語の結末は、おもしろさよりも怖さが勝って、想像すると身震いが…。
    「あれが伏線だったのか…!」と手を打ちつつも、若干ひき気味で読了…でも、子どもにはウケるよなぁ、絶対。

    物語の本筋ではないけれど、「きれいな考えを抱く人間は決して醜くなりえない」と書いているのがいいなと思いました。
    きれいな考えを抱いていれば、見た目に欠点があっても、それすらチャーミングな魅力になる。
    醜い考えを抱いていれば、顔にもそれが表れて、どんどん醜くなる。
    自分の内面を磨くことって大切だよな…とアッホ夫人を見ながら思ったのでした。

  • ドアルドダールの人を楽しませる表現がすごく好き。
    この本も、それが存分に出てて面白かった。

  • 最後が、とてもこわい。
    でも、鳥などには、ライバルが、いなくなったので、とてもとても良かったと思う。
    またこの本のシリーズを読んでみようと思う。
    みなさんも、どうぞおもしろいので、読んでみてください。
    私は、小学生に、この本をオススメします。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「最後が、とてもこわい」
      ダールには怖い話が一杯あります。
      ゾックとしたい時や、意外なオチを楽しみたい時には、「あなたに似た人」を読みます。...
      「最後が、とてもこわい」
      ダールには怖い話が一杯あります。
      ゾックとしたい時や、意外なオチを楽しみたい時には、「あなたに似た人」を読みます。
      あー、、、子ども向けじゃないなぁ~
      2012/09/03
  • 長男が図書館で借りてきた本。
    「面白いから読んでみなよー」と言われたので読んでみた。

    ロアルド・ダールお得意のブラックジョークに満ちたお話。

    妻に仕返しするために、毎日少しずつ杖を長くするというセコイやり方に吹き出してしまったのだけれども、まさか椅子も毎日少しずつ高くしていたとは…。
    しかも、最後には本当にちぢみ病になってしまうというオチ。
    さすがだわ。

    小説(というよりも小話)をノートに書くのが趣味の長男は、アッホ夫婦を読んだ影響か、「男の子が犬を散歩させていたはずが、いつの間にか男の子と犬が入れ替わって、犬が男の子を散歩させていて、男の子は、夜、犬小屋で寝て体が痛くなるまで入れ替わったことに気付かなかった」というお話を書いた…笑。

  • この本の魅力は、なんといっても
    動物達の団結力。

    おたがいを嫌い合うアッホ夫人とアッホ夫
    相手がどんだけ嫌な思いをさせれるかで対決をする。
    そんないやらしい人だ。
    この夫妻は、週に一度鳥パイをたべる。
    そんなアッホをみかねた飼いざる家族は、
    どうにかアッホ夫妻の家から逃げ出そうと
    鳥と手を組み団結する。


    この本は、この飼いざるの逃げ方と発想が
    おもしろい。

  • 汚いのもあったけど、面白かった。
    ラストは「なんで!」って思った。

  • たまにこんな本も心のクッションとなっていいです。
    このアホサ加減が、大阪のジョークみたいで、ふっと笑えます。
    あと、鳥も猿もみな大切にしなければなりませんね!(^^)!

  • あとがきに紹介してもらっていた少年がすこし羨ましくてね。

  • お下品。でも、大好き。好き嫌い分かれそうですが、大好き。

  • ミミズ気持ち悪いよー笑

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著者プロフィール

ロアルド・ダール(Roald Dahl)
1916年9月13日 - 1990年11月23日
イギリス・ウェールズのカーディフにて、ノルウェー移民の両親のもとに生まれた。第二次大戦中にイギリス空軍エースパイロットとして活躍するが、事故で重傷を負う。その時代の逸話をもとに、作家デビュー。ブラックユーモアあふれる短編小説、児童文学の書き手となった。
代表作に、『チョコレート工場の秘密』。ティム・バートン監督にジョニー・デップ主演で『チャーリーとチョコレート工場』として映画化された。他にも『父さんギツネバンザイ』などがあり、『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化された。

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