マチルダは小さな大天才 (ロアルド・ダールコレクション 16)

  • 評論社
4.09
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本棚登録 : 1495
レビュー : 158
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566014251

作品紹介・あらすじ

マチルダは天才少女。三歳になる前に字が読めるようになり、四歳で、有名な文学作品も読みこなす。ところが両親ときたら、そんな娘を「かさぶた」あつかい。「物知らず」だの「ばか」だのと、どなりちらしてばかり。学校にあがると、そこには巨大な女校長がいて、生徒をぎゅうぎゅう痛めつけている。横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かうマチルダの、痛快仕返し物語。

感想・レビュー・書評

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  • マチルダが大人たちと対決する場面

    が面白くて

    すいすいと読み進めることができた

  • Matilda(1988年、英)。
    天才少女マチルダが智略を用いて悪い大人達をやっつける物語。英国人らしい毒舌と皮肉が効いたスパイシーな作品だ。マチルダの天才ぶり(4歳でディケンズの「大いなる遺産」「オリバー・ツイスト」などを愛読)、子供が大人をぎゃふんと言わせる痛快さ、大団円のハッピーエンドなど、子供心を掴む要素が揃っている。

    ただ、私には少々ひっかかる点もあった。ひとつは、やや極端な教養主義。ディケンズを愛読するようなインテリ層の人間は例外なく善人として描かれ、テレビばかり見て本を読まない無教養な人間は徹底的にこき下ろされている。子供のように素直にマチルダに共感できればいいが、高校の時「大いなる遺産」に挑戦して上巻で挫折した私などは、「テレビにも良い番組はありますよ…」と小声で抗弁したくなってしまう。

    もうひとつは、マチルダの両親の猛烈なモラル・ハラスメント(虐待)ぶり。カリカチュアライズされているとはいえ結構リアルなので、幼い子供に読ませる場合、その子の感受性や家庭環境について配慮が必要かもしれない(マチルダほどの才覚をもってしても、結局は超能力と運がなければ彼らの支配から逃れられなかったことに注意)。

    とはいえ、これらはあくまで大人目線の感想であり、過保護な大人の心配をよそに、案外子供の方が柔軟に清濁あわせ飲んで、伸びやかに色々なことを吸収していくのかもしれない。世界中の子供達が愛読してきたという事実が、それを証明している。素直に読めば、純粋に楽しく愉快な物語だと思う。

  • 一気読み。
    ロアルド・ダール、天才。
    大学生の娘が随分前に手放すと言っていた、彼女の子どもの頃のお気に入りの一冊を読んでみたら、なにこれ面白すぎるんですけど!
    小さな本物の天才少女マチルダ。愚かな両親は全く理解できず、バカにする。
    マチルダの仕返し話が続くと思いきや、小学校での大事件に発展。
    聡明で心優しい担任の先生と、形容し難い鬼のような校長、暴君の支配する小学校。親子の問題。マチルダの頭脳が難題を解決するのか否か。
    「ものすごく強い人にあんなふうに完全に支配されるってことが、どんなものか、あなたには想像もつかないでしょうよ。もうゼリーみたいにぐにゃぐにゃになってしまうの。」p284
    「そう、ついに自由になったのよ。それがどんなにすばらしいものだったか、口ではとても言いあらわせないわ」p289
    最近の我が身に起きた出来事とシンクロして、思いがけず励まされる。
    ミス・ハニーとマチルダの勇気、優しさ、知恵は、読み手に力をくれる。
    しかも、めちゃくちゃ面白い。
    こういう優れた児童文学が、多くの子どもの元へ届きますように。読まないと損する本というのがあると思うけど、これはその一冊。
    うちの娘、やるなあ(親バカ)。

    • nejidonさん
      sonica00さん、こんばんは(^^♪
      コメント欄では、はじめまして。
      私もダールは大好きです。
      なかなかタイムラインにあがらない作...
      sonica00さん、こんばんは(^^♪
      コメント欄では、はじめまして。
      私もダールは大好きです。
      なかなかタイムラインにあがらない作家さんで、常々残念に思っていました。
      (大人が読んでじゅうぶん面白いですよね)
      奇想天外できりっとしてて結末が良い。
      もう一度読みたくなりました。ありがとうございます!
      2020/09/24
    • sonica00さん
      nejidonさん
      初めまして。コメントありがとうございます。
      小学生の頃に娘がハマって、ねだられて買った本でした。こんな面白いとは知ら...
      nejidonさん
      初めまして。コメントありがとうございます。
      小学生の頃に娘がハマって、ねだられて買った本でした。こんな面白いとは知らず、今頃楽しく一気読みいたしました。
      本当に面白い本は、年代を問わないですね。なんというか、スカッとして、ホッとする、ハッピーエンドもいいですね。
      他の作品も読んでみようと思います。こちらこそありがとうございます^^
      2020/09/24
  • 2014.8.31

    大天才マチルダと子供達 vs 頭の悪い大人
    スッキリ爽快だけど、ホントにそれでいいのか?な疑問を残し考える本。

  • ロアルド・ダールはチャーリーとチョコレート工場が有名だけどこの作品の方が私は好きです。

    子どもに対する愛情と大人に対する厳しい態度が小気味よい。でも、彼の作品は面白くて好きなのに彼の御眼鏡にかなう良い大人になっている気が全くしなくてときどき胸が痛いです(笑)。


  • いちばんだいすきなダール作品

  • 小学生の頃、ロアルドダールの本を読んで本が好きになった。その中でも一番思い出に残って好きなのがマチルダ。

  • 2020.4
    子どもなめんな!いやな大人がいっぱいで悲しくなるけど、子どもは健気で賢い。マチルダに理解者が、家族ができてよかった。

  • かわいいっ!!
    でもいたずらがなかなか笑えるレベルではない笑

    校長先生ありえない、、、

  • 大好きな本のひとつです。マチルダがほ んとうにたくましくってだいすき! 痛 快な仕返しにこっちもにやにやしてしま います。児童文学なのに、攻撃には反撃 を!っていうの!すてき!

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著者プロフィール

ロアルド・ダール(Roald Dahl)
1916年9月13日 - 1990年11月23日
イギリス・ウェールズのカーディフにて、ノルウェー移民の両親のもとに生まれた。第二次大戦中にイギリス空軍エースパイロットとして活躍するが、事故で重傷を負う。その時代の逸話をもとに、作家デビュー。ブラックユーモアあふれる短編小説、児童文学の書き手となった。
代表作に、『チョコレート工場の秘密』。ティム・バートン監督にジョニー・デップ主演で『チャーリーとチョコレート工場』として映画化された。他にも『父さんギツネバンザイ』などがあり、『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化された。

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