- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566014268
感想・レビュー・書評
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児童書だと思って読んだ初めての「ロアルド・ダール」なのですが、これは誰が読むことを想定して書いたの?
対象は小学生5・6年~となっているみたいだけど、本当に小学生に読ませたいの?
有名な物語のパロディが数編ありましたが、これがダールの味なのでしょうか。
・ウサギとカメ。
ネズミの策略にまんまとはまったウサギとカメがひどい目に遭う。
ずる賢い商売人には気を付けろ!という、とんでもない話になっている。
・裸の王様
下着姿でパレードするのではなく、スッポンポンで…。
・ヘンゼルとグレーテル
元のグリムのお話は、もっと怖いと言って残酷な部分を省略している。
ユーモアなしにこんな話を書いちゃいけないと本気でグリム批判している。
・アリババと四十人の盗賊
「開けゴマ」の呪文からプライベートの扉を全部開けて覗き見する話になって、盗賊たちは完全に無視されてる。
・アラ・ジンと魔法のランプ
「キケンでいやな仕事があったら、自分でやるな、人にやらせろ!」が家訓のじいさんのターゲットになったアラ・ジンが、金とかわいい女の子たちに釣られて洞窟の中の魔法のランプを取りに行く。
どんなにひどい結末になるかと思いきや、こんな展開もあるんだという予想外のいい話になって終わった。
読み終わっての感想は、支離滅裂、ふざけすぎ、と言ったところだが、隠しておきたい痛いところを突かれた感じもします。
語り口に癖がありそうですが、ロアルド・ダールにハマりそうな予感ありです。 -
とても軽やかなのに、エグい。そのギャップがとても面白かった。
童話をベースにして、ロアルド・ダールの皮肉っぽい、楽しくて、怖くて、ちょっとエッチなお話が展開。
娘が読んでいるのを借りて読んでみた。この本を楽しく感じられるようになった成長を嬉しく思った。 -
いろいろブラックだった。
ヘンデルとグレーテルが印象的。 -
ウサギとカメの教訓が印象強い。
ああ、この作者はすごく奥深く考えていそうだなと思った。
ユーモア多く楽しい。
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アラビアンナイトとかグリム童話とかが、作者ロアルドダールの手によってすっかり違うものになってしまう。
なんだか皮肉のような、ユーモアのような、知ってるお話が変な展開になってしまったりと、面白く読める。
また、韻を踏んでいるのも特徴で、読んでいてリズムが生まれる。 -
コレクション17〜『うさぎとかめ』『ヘンデルとグレーテル』『アラ・ジンと魔法のランプ』がダールの手に掛かると・・・〜裸の王様は凍死した・・・となる
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言葉遊びの本てかんじ
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【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000952157 -
おもしろい言葉でつづられた「ウサギとカメ」どっちが勝った? ロアルド・ダールの手にかかればとんでもないお話に…。
(分室担当/ハナミズキ)
ぜひぜひハマってくださいませ~
ダールが大好きです!
これで子ども向けなの?って思うくらい辛口で、で...
ぜひぜひハマってくださいませ~
ダールが大好きです!
これで子ども向けなの?って思うくらい辛口で、でも笑ってしまうんですよね。
作品の中に、お好みのものが見つかりますように!
すっかり、ダールをもっと読みたい!という気持ちになっています。
子供向けでは「マチルダ」と「チョコ」が...
すっかり、ダールをもっと読みたい!という気持ちになっています。
子供向けでは「マチルダ」と「チョコ」が最優先候補かな。
子供向けでない「あなたに似た人」も面白そうですね♪
きっと近いうちに毒を浴びることになると思います。