新版 指輪物語〈1〉/旅の仲間〈上〉

  • 評論社
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本棚登録 : 360
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566023543

作品紹介・あらすじ

恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ。-世界中のヤングを熱狂させた、不滅の傑作ファンタジー。旧版の訳にさらに推敲を加え、新たに『追補編』を収録した「新版」です。トールキン生誕100年記念出版。

感想・レビュー・書評

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  • おや?昔読んだときはなんか面白くなくて投げ出した記憶があって、再読するにも気合い入れなきゃなあと放置してたんだけれど、今読んだらそんなに嫌ではなかった。
    確かに物語が進まず大変な印象だけど、投げ出すほどではなかった。
    馳夫かっこいいよ馳夫。
    結局トム・ボンバディルはなんだったんだ。
    映画もだいぶ昔に見た記憶…

  • 映画から入った一指輪ファンとして、これだけは言わせて下さい。

    映画を見て本作を読もうと思った皆さん!
    辛いのは最初だけだから!
    旅の仲間「下」からは面白くなるからー!…人によっては二つの塔以降になるかもね(小声)

    映画公開時に本作に出会い、怒涛の勢いで全六巻読破してシルマリルまで読み込んだ私でも、再読でここまで読み辛いのか…(愕然)。
    最初に読んだ時には拾えない、色々な伏線に気付けても、こんなにまだるっこしく感じてしまうのか。

    忍耐です。
    この作品を心の底から満喫するには、最初の読みの苦しさを乗り越える忍耐が必要です。
    フロドや一行が乗り越えた苦難に比べれば楽勝です。
    耐えれば、それに見合うだけの感動が貴方を待っています。多分←

  • ノンカットバージョンの映画とコメンタリーバージョンを見たら、もっと細部のことも知りたくなり、やっと長年読む気が失せていた本書を押し入れから引っ張り出すことが出来ました。

    文章や絵は映画とは違って実際に見えるものや視線のその先の捉える景色までは解りづらい。
    でも表現の仕様によって様々な景色や感情が目の前に広がるし、独特の匂いが漂ってくるのも良いところ。

    絵描きと小説家は全然違うもののようで根底は一緒なのだということがその世界観に敷き詰められていました。
    素晴らしい物語を残すというのがいかに難しいことなのか、この情報量だけですごく勉強になった。

  • 三葛館一般 933||TO

    本書はファンタジー小説になります。冥王サウロンが作った指輪を偶然手に入れたホビット族のフロドが、指輪をめぐる戦争に巻き込まれながら、滅びの火山に指輪を封印しようと旅に出るストーリーになります。作者のJ.R.R.トールキンは本書を含む3部作を、20年近くの時間を費やして書き上げたそうです。彼が生み出した「中つ国」には様々な種族が住むなど、世界観も非常によく練られていて、20世紀最高のファンタジーというのも頷けるできあがりになっています。
    ファンタジーの大作にはなりますが、一読の価値はありますのでぜひチャレンジをしてみてください!
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=33385

  • やはり映画とは異なる部分があるが相変わらず面白い。
    言語学者でもあるトールキンが描いた作品、いつか英語で読んでみたいな。

    ホビットに関する説明からフロドが9人の王ナズグルの剣に刺されて気を失うまで。

  • 読もうと思いつつ、なかなか手が出せずにいたシリーズ。
    この作品のことを知って十数年。その間に映画化もされ、映画はすべて見ておもしろくてはまったのに、それでも原作に手を伸ばさずにこんにちまで。
    ようやく読んでみようと決心つけて開いてみたら、詳細に語られるホビット族やエルフ族その他ものもの。昔話や歴史などがこれでもかと詰め込まれて、物語はなかなか先に進みません。
    かなり休憩を挟みながらの読了となってしまいました。
    これからの展開に期待。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】933||T||1
    【資料ID】10202963

  • 久々に紙で本を読みました。『指輪物語』の読書は、もう何回目になるのか、分からないけど、やはり名作。映画も良かったけど、省略してある部分も多いので。

  • KiKi がこの版の「指輪物語」を購入したのはご多聞に漏れずあのPJの大ヒット映画「ロード・オブ・ザ・リング3部作」が公開された後でした。  もっと若い時代に読んだこの作品の単行本はビジネス本を買い漁っていた時代に「本棚ふさぎ」とばかりに古本屋さんに売り払ってしまっていて手元には残っていませんでした。  当時はまだ東京のマンション暮らしだったので、まずは文庫の方で全巻買い揃え、再読したのですが、Lothlórien_山小舎構想を練り始めた時、山小舎用の一揃えということで新たにこの版の指輪物語を全巻揃えました。

    でも、この版では揃えるだけ揃えて、これまで山小舎の本棚のベスト・ポジションに位置する展示品的な装飾品であっただけで、頁を開いてこの本で読書するのは実は今回が初めて(^^;)でした。  しかも、今回はこれら(↓)の本で地図を辿りながらの読書だったので、テーブルの上にこの本を広げ、膝の上には「フロドの旅」を脇机には「中つ国歴史地図」を広げ・・・という、何ともスペース食いの読書となってしまいました(笑)

    指輪物語 フロドの旅 ~ 「旅の仲間」のたどった道
    著:B.ストレイチー 訳:伊藤盡  評論社

    「中つ国」歴史地図 ~ トールキン世界のすべて
    著:K.W.フォンスタッド 訳:琴屋草  評論社

    読書をしながら地図を参照するのは今回初めての試み(本に載っていたり、付属品としてついている別冊子はよく参照するけれど)だったのですが、これが想像していた以上に楽しい旅となりました。

    この物語、トールキン大先生は彼らの旅で目にする風景や風の匂い等々を緻密に、そして繊細な語彙で描写してくれていて、読んでいて彼らが旅する荒れ野や山地の風景がまざまざと目に浮かぶこと請け合い・・・・ではあるのですが、ここに「フロドの旅」の方の等高線つきの地図が加わることによってさらにその映像が鮮明になっていきます。  と同時に、彼らの旅が決して一本道ではなくいかにくねくねと迷い、間違い、逃げ惑う旅だったのかが文字や言葉で辿る以上に切実なものとして実感できます。

    特にその想いが強くなるのはフロドが3人の友と一緒に堀窪の新居を出発し、古森、トム・ボンバディルの家経由で塚山丘陵でさまようあたりで、地図に描かれた彼らの旅路の矢印を追っていくと「効率」という観点からすれば信じられないほど「非効率」な道筋を辿って結果塚人に捕らわれたことがわかります。  

    これはブリー村の「躍る子馬亭」でアラゴルンという願ってもいない案内人を得た後であってさえも繰り返され、「風見が丘」(フロドが黒の乗り手に襲われ傷を得るところ)でも「トロルの森」でもあっちへくねくねこっちへくねくねと続きます。  優秀な野伏(映画での表現はレンジャー)であるはずのアラゴルンにしてどうしてこんなにくねくねしてしまったのか?は描かれている等高線を見れば明らかで、そのくねくねの必然性がよ~く理解できます。

    又、「中つ国歴史地図」の方ではトム・ボンバディルの家の見取り図やら躍る子馬亭の構造図、ブリー村とブリー山の配置等々が詳細に描かれていて、時に「フロドの旅」とは異なる解釈も垣間見えたりはするものの、想像の助けになります。

    こうやって地図で辿りながら物語を読んでみると、あのPJの映画の出来の良さも痛感できちゃったりもします。  例えばホビット4人が黒の乗り手から間一髪のところで逃れ渡し場で船に飛び乗るシーン。  このシーンは実は原作とはかなり違っていて、あんな風に露骨に追い回されたりギリギリ・セーフというような状況ではなかったりもするけれど、KiKi が感嘆したのは川の上に漕ぎ出したホビット達を岸で見送らざるを得なかった黒の乗り手達が川を渡る橋(東街道にあるブランディワイン橋)に向かうために馬を走らせるシーン。  あそこで黒の乗り手たちは向かって右に走っていくんですよね。

    で、これを地図で確認してみると、ホビットたちが渡った「バックル村の渡し」の川の上(要するに舟の上)から来し方を眺めてみると、確かにブランディワイン橋は右側のず~っと先にあるわけですよ。  あんな何気ないシーンでもちゃんと研究して(? 単なる偶然かもしれないけれど ^^;)作られていたんですねぇ。

    映画では風見が丘で黒の乗り手たちの襲撃を受け、フロドが傷を負った後、何故かエルフのお姫さま(アルウェン)が現れ、黒の乗り手たちと競馬をしてギリギリセーフで鳴神川(ブルイネン)を渡って裂け谷側に辿りつくけれど、物語の方でここで登場するのはお姫さまにあらず、グロールフィンデルというエルフで、彼がなかなかの体育会系(要するに厳しい)なのがちょっと笑えます。  

    もちろん彼らはまだまだ黒の乗り手の追跡から逃亡している真っ最中だから、その緊迫感・危機感ゆえの体育会系ではあるんだけど、前作「ホビットの冒険」のエルフのイメージがどちらかというと「美しく、優しく、歌や古い伝承を好み、インドアっぽい」のに、このグロールフィンデル君はどちらかというともっと躍動的で、なかなかに魅力的です。  映画では彼がカットされちゃっていたのがとっても残念です。  ま、それを言うならトム・ボンバディルが抜けちゃっているのがもっともっと残念ではあったのですが・・・・・(苦笑)

    物語の方でもう一つ印象的なのは、フロドの旅の仲間となるサム以外のホビット二人の描写です。  メリーとピピンのコンビは映画と比較するともっと落ち着いた雰囲気で、尚且つ、思索的です。  さらに言えば、映画の方ではどちらかというとフロドの旅に突然、「心の準備もないままに巻き込まれちゃった感」が強くて、この全体トーンとしては暗めの物語の中の狂言回し的なポジションがあったようにも感じられたけれど、そんな軽い存在では決してありません。  

    いずれにしろこの第1巻ではようやく鳴神川(ブルイネン)で黒の乗り手達を振り切っただけで、まだ裂け谷にさえ到着していません。  早速第2巻に突入です。

  • ラベル:桃933 ト
    資料番号:5000068774

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