新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (評論社文庫)

  • 評論社
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本棚登録 : 2913
レビュー : 280
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566023628

作品紹介・あらすじ

恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ-。旧版の訳をさらに推敲、より充実して読みやすく美しい、待望の「新版」。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭の『ホビット』についての数ページ
    おそらく初読であの文章をおもしろい!興味深い!と思う人は稀なんでは
    所々に挟まる『歌』と称される、長い詩、これもつらい…
    だって読んでいて、(全くとはいわないけど)なんだか意味がわからないんだもの

    けれど何度も何度も読み返すうちに、「つまんねー!」と飛ばし読みしていた箇所に味わいを見つける
    ホビットの生き生きとした暮らしぶりが目に見えるよう
    『指輪物語』に書かれた以外の歴史(物語)が垣間見える
    そんな気持ちになってくる

    指輪は、何度も何度も繰り返し読んでも全く色あせない物語
    繰り返し読むうちにわからなかったことがなんとなくわかってくるおもしろさもある
    だから初めて読むときは、おもしろくない!と感じたところを飛ばしてでも読み通してほしい、と思う
    騙されたと思って(多分騙してないと思う)

  • 【最終巻までのレビューです】
    映画化される前に友人にオススメされて購入しましたが、初めは物語が冗長に感じられてしまい積読しておりました。映画を見なければ読まなかったかもしれないと考えると、非常にもったいないことをしようとしていたなと思います。
    魔法使いから剣士、エルフ、ドワーフなどなど多彩なキャラクターがそれぞれの個性を失うことなく、生き生きと動き回ります。
    これを読まずしてファンタジーを語ることなど出来ません。

  • 再読開始。かつての冒険から60年の歳月が流れ、ビルボ111歳の誕生日がやってくる。ビルボは自分の後継者として甥(実際にはもっと遠縁)のフロドを養子にしており、このフロドの誕生日は奇しくもビルボと同じ日で彼はホビットの成人年齢である33歳を迎える。ガンダルフもやってきて盛大な誕生日パーティーが開催され、その最後の挨拶でビルボは旅に出る宣言をし、例の指輪を使って姿を消してしまうサプライズを行なう。旅立つ準備にいそしむビルボ、しかし指輪への奇妙な執着をみせる彼に、ガンダルフはその指輪をおいてゆくよう諭す。ビルボはその説得をうけてようやく指輪をフロドに託すことに。

    そしてまた歳月が流れフロド50歳の折、久し振りにガンダルフが訪れ、ビルボがフロドに残した指輪の秘密を告げる。この数年間ガンダルフはずっとそのことについて調査しており、ビルボが盗み出す前にゴクリがどうやって指輪を手に入れたのかをフロドに語り、さらにそれ以前にこの指輪が太古に冥王サウロンが作ったとても危険な「一つの指輪」であることを確信、再びサウロンが甦り悪の勢力が広がり始めた今、フロドにこの指輪を滅するための旅に出るよう促す。

    長年暮らした袋小路屋敷を引き払いひとまずバック郷へ引っ越しをすることにしたフロド、庭師のサムと、いとこのピピンとの道中、怪しい黒い乗手がバギンズの居場所を探していることを知る。怯える一行は偶然行き合ったエルフのギルドール一行と共に一夜を明かしギルドールはフロドに助言を与える。

    ようやく林を抜けてバック郷に辿りついたフロド、サム、ピピン。そこでマゴット爺さんに晩ご飯をご馳走になる。メリーが迎えに来てブランディワイン川を渡り、フロドの仮の新居へ。メリーはフロドの旅立ちの決心に気づいており、ピピンと共に同行すると言う。黒の乗手はすぐそばまで追ってきており、一行は翌朝すぐに出発することを決める。おでぶちゃんのボルジャーはガンダルフへの伝言のために残った。


    高校生の頃に友人にすすめられて読み始めるも序章で挫折、その後映画化されてからやっと読破してミーハーにはまったのが2001~2003年、当時は何度も繰り返し読んだけれど、今回の再読はほぼ15年以上ぶりくらいか。映画に比べると原作のフロドはやや大人。ビルボが去ってからガンダルフが再びフロドを訪れるまでの時間がたぶん原作のほうが長い(フロド33→50歳になっている)からだろう。ギルドールはたぶんここにしか出てこない、謎の多いエルフ。

    ガンダルフに旅立ちを促されたフロドは「わたしは、どこへ向かって行くのです? どこを通って行くのです? 何を求めて行くのです? ビルボは宝を探しに行きました。行って戻って来ました。だけどわたしは宝をなくしに行くのです。そして予想のつく限りでは、戻って来られないでしょう。」と答え、一緒に来るというピピンとメリーに「今度のことは宝探しではない。行って戻って来る旅ではない。次から次へと恐ろしい危険が待っていて、逃げてまわる旅なのだ。」と告げる。序盤はまだ陽気なホビット庄の描写が多いけれど、すでにフロドの旅の過酷さ、旅の終わりのアンハッピーエンドは予告されていたのだな。

  • ホビット庄行ってみたい!

  • 『指輪物語』9分冊の第一冊目。
    巻頭で、物語の核となる指輪の詩が詠まれ、序章ではホビットや中つ国史等に関する論文が展開し(今後の物語の経過が朧気ながら垣間見える)、それからホビット庄の地図を挟み、満を持して本編が始まる。『ホビットの冒険』から60年後、ビルボ・バギンズの現在から物語は語り出されるのだけど、本編に至るまでの見事な導入で、あっという間に異世界に引き込まれてしまう。

    『ホビットの冒険』では、旅の目的は“悪竜から宝物を奪い返す”というものだった。今回の旅の目的は“冥王サウロンに力を与える宝物を火山まで捨てにいく”というもの。その対比も面白いけれど、前作も今作も、旅の目的が無茶なものになっていないのが良い。これがたとえば“冥王サウロンを滅ぼす”というものであったら、この物語の凄まじいまでの説得力は幾分か失われてしまうのだろうとも思う。

  • 踊る子馬亭に至るまでがちょっと退屈。だけどそこから先は「王の帰還」の最後まで一気読み! 映画が流行った頃に読みました。

  • ホビットの冒険から50年が過ぎたホビット庄。
    ビルボが111歳の誕生日を迎えたその日、彼は新しい冒険へと旅立っていった。 残されたのは甥であり養子であるフロド。彼の手に残されたのは鎖で繋いである一つの指輪だった。

    「ホビットの冒険」は児童書だったため、やたらと平仮名表記が多く読みづらかったのに比べ、こちらはストレスフリー。言い回しなどにも慣れてきたからかもしれないけれど。

    長く続いていくであろう、フロドの冒険の始まりの始まりで今巻は終わる。フロドを慕い、旅に同行しようと決意した仲間たちに胸がくすぐったくなった。

    「バギンズ」を追う怪しい黒の乗り手の正体はなんなのか。
    映画はまだ観たことがないので、それも合わせて今後ますます楽しみです。

  • 大好き。再読。何度も読むうちに一番かっこいいのはメリーとピピンと確信する。

  • 翻訳はやはり専門家のセンスと知識が必要だよね。
    映画化されたこともあって、かつての翻訳者の文に手が入ったのか、すっきりと読みやすくなって、おさまりがよくなった。
    四がの一とかそれだけでも十分分かりづらい地名なのだから、正直この辺りもカタカナに直してくれてもよかった気さえしている。

    今回キリスト教と明らかに関連を感じたのは「目的地を知らず安住の地を捨てて旅に出よ」と言われてフロドが旅立つこと。
    アブラムが神に命ぜられて目的地も知らず、故郷を捨てて旅立ったことを彷彿とさせられた。
    あと、数か所出てくる「天意」ということば。

  • 再読しました。
    最初に読んだときは最初の記述が億劫で、全て飛ばして、本編から読みました。今回は、ちゃんと読めました。年をとったからか、ホビットに興味が湧いたからか・・・
    読み直してみると、読んだ覚えのないようなエピソードや忘れていた設定がよみがえりました。

    とにかくホビットが愛すべき存在です。
    6回食事出来れば満足だとか、争いごとはほとんどなく、土地をこよなく愛し、平和主義者の甘ちゃんなのに芯が強く、友情に厚い。そんなホビットに改めて惚れました。

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