新版 指輪物語 二つの塔 上1 (5) (評論社文庫)

  • 評論社 (1993年1月1日発売)
3.78
  • (212)
  • (156)
  • (336)
  • (9)
  • (5)
本棚登録 : 2239
感想 : 105
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (230ページ) / ISBN・EAN: 9784566023666

みんなの感想まとめ

それぞれのキャラクターが独自の旅に出ることで、物語は新たな局面を迎えます。ホビットたちが人間やエルフ、ドワーフに頼らず、自らの力を発揮する姿が描かれ、彼らの成長が際立つ一冊です。ピピンやメリーの冒険は...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フロドやサム達ホビットらと別れてからの各々の
    旅の物語。ピピンやメリーがオークどもらに捕らえれそこからの逃避劇やエント族との出会いから
    アイゼンガルドに向かう。また、彼らを追うアラゴルン達が主なストーリー。
    旅の道路での地形や自然の様子が綺麗で事細かに描写されていて一緒に冒険している感じです。

  • いよいよそれぞれの旅が始まる。それまで人間やエルフ、ドワーフに頼っていたホビットたちが、それぞれがホビットのホビットたる所以の強さを発揮し、面目躍如たるところ。
    新たな出会いもあり、大きく場面も転換するダイナミックな一冊。

  • 再読中。『二つの塔』に突入。戻ってこないフロドを探すため分散していた指輪一行、アラゴルンは同行していたサムが一人で引き返したことも気づかずフロドを探していたが、オークの喚声とボロミアの角笛を聞いて駆け戻る。そこで見つけたのは瀕死のボロミアと彼に斃されたオークたちの死体。ボロミアはピピンとメリーがオークに攫われたことを言い残して息絶える。レゴラスとギムリも駆けつけ、三人はボロミアの遺体を船で川に流してから、メリーとピピンを攫ったオークを追うことにする。いくつか手掛かりはみつけるものの追跡は難航。

    やがてローハンとの国境に達し、そこで三人はローハンの騎士団を率いるエオメルと出会う。エオメルたちはオークを掃討したがホビットの姿は見なかったという。エオメルから馬を借り、三人はさらに追跡を続けファンゴルンの森へ。

    一方オークに攫われたピピンとメリー。彼らはフロドを探して走るうちに待ち伏せするオークの群れの中に突っ込んでしまうが、ボロミアが駆けつけ一度は救出される。しかし新手のオークが現れてボロミアが二人を守って斃れ(オークたちはホビットは生け捕りして連れてくるよう、他は殺して構わないと命令されている)連れ去られてしまう。

    しかしオークたちは実はアイゼンガルドのサルマンの手下と、モルドールのサウロンの手下とで分裂しており仲間割れの殺し合いを始め、その隙をみてピピンは手掛りを残す。そしてエオメルの一隊がオークに奇襲を仕掛けてきたタイミングを利用して二人は脱走に成功。ファンゴルンの森へ逃げ込む。

    ファンゴルンの森で二人はエント(木の巨人)の長老・木の髭と出会い助けてもらう。木の髭は二人から聞いた話をエントの寄り合いで仲間に伝え、サルマンの手下のオークによる木の伐採に腹を立てていたエントたちは、戦う決意を固め、ホビットを連れてアイゼンガルドへ行進を始める。

    その頃やはりファンゴルンの森にいたアラゴルン、レゴラス、ギムリの一行は、生きてモリアの奈落から戻ったガンダルフと再会。ガンダルフは鷲の王・風早彦グワイヒアに救われたことなどを語る。


    ついに二つの塔に突入。ローハン!エオメル!アロド!(※レゴラスの愛馬)人間の国では私はローハン一押しです。騎馬軍団かっこいい。

    映画ではボロミアの死までが『旅の仲間』で、最後のアラゴルンとの会話なども含め映画版のほうがボロミアは魅力的に描かれていたように思いました。映画は号泣だったなあ(涙目)しかし9人の指輪の仲間で戦いの中で命を落とすのはボロミアだけですが、彼が主張していたように指輪の力を善人が利用すれば悪を倒せるのでは…という説が、なぜ無理なのか、どうして、どうしても指輪を捨てなくてはならないのか、を読者に強く印象付けるためにボロミアの死のエピソードは必要だったのでしょうね。

    序盤オークの追跡中は、アラゴルンとギムリがくたくたボロボロになっていても相変わらずエルフのレゴラス一人がピンピンしていて、寝るときも目を開けたままだし、陽性というか妖精というか、不思議ちゃん(笑)ホビットはピピンが大活躍。

  • 読了。
    二つの塔 上1

  • 今までだって冒険であったのだけれど、冒険感が増した。
    まるで、ロープレをしている最中、パーティが離れ離れになり再び結集するまでの乗り越えるべき災難を辿っているようだ。

    フロドとサム、彼らは?
    次!

  • 白が黒に、灰が白に。
    ホビットは何処へ?

  • 『指輪物語』9分冊の第5巻。今巻より第2部「二つの塔」が始まる。
    オークの襲撃、ボロミアの死、そしてピピンとメリーの誘拐。ふたりを追って、アラゴルン、ギムリそしてレゴラスはファンゴルンの森へ辿り着く―――。
    暗雲立ち込めるなか第2部は始まるけれど、巻末辺りでガンダルフが復活し、登場人物たちは(そして読者も)力づけられる(装いが灰色から白に変わっていることに、不思議や不審を感じつつではあるが)。

    読み進めていく毎に登場人物たちに愛着が湧く。寡黙だけれど情に厚いアラゴルン、啖呵を切るときにも高雅さを失わないガンダルフ、似たところがないにも関わらず(もしくはそれ故に)親友同士となるギムリとレゴラス…、キャラクターというものに備わる魅力の原型とも思えるものが、彼らからは溢れているように感じる。

    作中で歌われる歌も美しく、特に今巻では、アラゴルンや木の鬚(ひげ)の歌が心に残る。

  • いつのまにか二手に分かれてしまった混成部隊。
    メリーやピピンは多くの危機に遭いながらも、すんでのところで助かり、木の鬚との出会いを果たし、運命が上向いていく。

    各種族が住む世界の物語が、その住人の口から小出しに説明されるスタイルに漸く慣れてきた。それにしても多くの種族が時にいがみ合いつつも共存しているものだ。

    それにしても”風早彦グワイヒア”って、原文が全く想像できない。

  • 読書録「指輪物語5」4

    著者 J・R・R・トールキン
    訳 瀬田貞二、田中明子
    出版 評論社

    p155より引用
    “やつは一大権力になろうと企んでおるな。
    やつの心は金属と歯車でできてるのよ。そし
    て生え育っているものには、その時々かれの
    役に立つものでない限り、何の愛情ももたぬ
    のよな。今やかれは極悪の裏切者であること
    がはっきりした。”

    目次より抜粋引用
    “ボロミアの死
     ローハンの騎士たち
     ウルク=ハイ
     木の鬚
     白の乗手”

     大いなる力を持つ指輪を巡って、帰れるか
    わからない旅をすることになったホビットた
    ちを主人公とした、長編ファンタジー小説。
     指輪の持つ力にあてられ、主人公・フロド
    を裏切ってしまった仲間・ボロミア。一緒に
    いるのは危険と判断したフロドは、追いかけ
    てきたサムと二人で別行動をとることに。
    一方、いなくなったフロドを探すアラゴルン
    は、ボロミアの角笛の音を聞き…。

     上記の引用は、裏切者の賢者・サルマンに
    ついて、生きていたガンダルフが吐いた台詞。
    能力が高くなれば、それに応じて権力も欲し
    くなってしまうのでしょうか。ここまでの巻
    の中でガンダルフが言った、味方の裏切りが
    一番厄介だとの意味の台詞が、仲間たちに突
    き刺さる話の展開です。
     離れ離れになった各集団ごとの場面が描か
    れるので、しっかりと読まなければ、時系列
    が混乱してしまうかもしれません。
     いよいよ闇の勢力との戦いが本格化してき
    た今巻、指輪を持ったフロドとサムの行動に
    ついては、ほとんど触れられずに話が進みま
    す。
     巻頭にあらすじが書かれているので、ここ
    までの話を忘れていても、大体把握出来るの
    が親切です。

    ーーーーー

  • ●J・R・R・トールキン

    4-566-02366-4
    指輪物語 5
    二つの塔 上1

  • 3.5

  • 感想は最終巻にて。

  • いやはや。物語の運びやよし、ものどもぞよし、着想ぞよし。悲しみに読者を置き去らない書き方も大いによし。……しかしてなどか女子どもをば省きたる! という気分になってきた。たぶん話をより陰惨にしないためだったんだとは思うけれど。そら真っ先に蹂躙されるに決まっているから……
    エントたちエント女たちについてもちょっとずるい(かといって「あなたはどう書くというのか!」と訊かれても答えられないんだけど)。木に限りなく近くけれど木ではない種族、として描くことで「木になりきる」ことを巧妙に避けている気がする。ほんとうに「自分が木(もしくは木から長じた種族)(そしてその男/女)だったら?」って考えていたらこうは書かないだろうなと気になってしまうんですよね……。まぁ、あくまで渺見です。古き良き種族はエルフであってもヒト型をしてほしくないなというのも一意見にすぎません!!
    お話は間違いなく面白いです。ガラドリエルの奥方のことでとても喜ぶギムリ大好き。

  • 恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ――。旧版の訳をさらに推敲、より充実して読みやすく美しい、待望の「新版」。
    ガンダルフを失った悲しみに打ちのめされながらも、旅の仲間はロスロリアンにだどり着く。そこで一時の慰めと安らぎを得た一行は、大河アンドゥインをエルフの船で漕ぎ下り、ネン・ヒソイルの湖に着いた。いよいよ指輪の進路を決める時だ。指輪を棄却するというフロドの固い決意を知ったボロミアは、力づくで指輪を奪おうとし、フロドは逃走する。と、そこへ襲いかかってきたオークの群れ、悔悟したボロミアは必至で応戦。さて、旅の仲間の命運は……。
    原題:The lord of the rings
    (1954年)
    --- 目次 ---
    これまでのあらすじ
    一 ボロミアの死
    二 ローハンの騎士たち
    三 ウルク=ハイ
    四 木の鬚
    五 白の乗手

  • メリーとピピンが無事で良かった。
    近付いてはいけないと言われていたファンゴルンの森で、エント族の木の鬚に出会う。何が正しく、何が間違っているか、自分の目で見て判断しなければいけない、ということだろう。
    最後に、突然戻ってきたガンダルフ。割とあっさり戻って来たけど、本物のガンダルフ、なんだよね?

  • 遂に始まった第2章、二つの塔!!
    やっぱり指輪物語の中だとこの第2章が大好き!
    ローハンの民キターーー!!!
    騎馬民族かっこよすぎる…そしてメリーとピピンを追うアラゴルンとレゴラスギムリの3人組が良い味を出している…ちょっとエルフの描写があまりにハイスペック過ぎて笑えた。目を開けて寝るとか昼間でも走りながら寝れるって何!?
    あと木のエント達の描写が映画以上に多くて、しかも凄く素敵な場面で堪らない。
    あっという間に読破!

  • ボロミア―!!!!!

    やっぱこの巻は、冒頭のボロミアですよ!
    ボロミア―!!一番人間ぽくて好きだった…
    いや、実際人間はボロミアだけなんだけどさ。旅の仲間では。

    映画から入ったせいかもしれないけど、ボロミアの死のシーンは、映画のがよかったかなぁ…悲しみの感情が表現されていて。
    小説でも詳細であるけど、映像のが感情移入しやすかったかな?

    あとはエントがでてきたー!エント好き。
    そしてガンダルフ!!!!

  • 子供の頃大好きで読み漁った指輪物語の第二弾、二つの塔を読み直しました。
    やっぱり面白い!
    仲間が増えたり、冒険の中でそれぞれバラバラに歩んでいくのですが、どのストーリーも面白いです。
    ゲームでドラクエやFFをやらせるよりも、小学生高学年くらいの子には読ませたい小説です。

  • フロド一行の旅の続き。
    とは言っても、今回はフロドは出てこない。他のメンバーがどんな目にあったのか、の話。ピピンとメリーが頑張っている。ホビットっていいな。

  • オークの連行から逃げるホビットのピピンとメリー。木の精みたいなのと出会う。
    そして、ガンダルフとの再会。
    フロドたちの旅はこの巻では描かれず。

全84件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

(1892-1973)オックスフォード大学教授。言語・神話への豊富な知識を生かして創造された別世界ファンタジー『指輪物語』は世界中に熱狂的なファンを持つ。他に『ホビットの冒険』等がある。

「2022年 『終わらざりし物語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

J.R.R.トールキンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×