指輪物語 (9) (評論社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566023703

感想・レビュー・書評

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  • 二十代の頃、バイト仲間で、 無人島に一冊だけ本を持っていくとしたら、何にする? という話題になって、私の好きだったお姉さんが、指輪物語 と言ったので、読んでみたことがある。……一冊じゃないやん!当時はギブしたが、またチャレンジしてみたい。  (ちなみに私は、もちろんサバイバル 本です。)

    • kuma0504さん
      こんにちは。
      私にとっては、ベストワンじゃないけど、確実に生涯ベストテンに入る作品です!
      こんにちは。
      私にとっては、ベストワンじゃないけど、確実に生涯ベストテンに入る作品です!
      2020/07/28
    • りまのさん
      kuma0504さん
      コメントありがとうございます!気づくのが、遅くて、すみませんでした。
      明日は、2020/12/25。
      メリークリスマス...
      kuma0504さん
      コメントありがとうございます!気づくのが、遅くて、すみませんでした。
      明日は、2020/12/25。
      メリークリスマス! 
      良いクリスマスを!
      2020/12/24
    • kuma0504さん
      メリークリスマス!
      メリークリスマス!
      2020/12/25
  • 物語には終わりはつきもの。いつもあと何ページ残っているだろうと、寂しく思いながらも読む手を止められないでいる。
    何度読んでも終わりは辛く、寂しい。特にこの物語では、物語の終わりが一つの歴史の終わりにもなっている。この儚い終わりが指輪物語の神話的な印象を強めているように感じる。

  • やっと指輪物語を読み終えた。長い物語だった。
    これが作られたのが世界大戦の真っ只中でかつ、
    戦争が物語に影響は受けていないとトールキンさんは述べていたしそんなご時世に作りあげたのは
    驚きでした。
    色んな感情を抱かせてくれる大作だったし、
    最後のフロド達との別れは悲しく感動的でした!

  • サムー!お前ってやつぁ…

    一つの指輪の魅力に読んでる方も惹きつけられる。
    超大作。

  • 再読中。キリス・ウンゴルでフロドをオークに攫われたサムは、フロドを取り戻すべくオークたちのいる塔へ突撃する。運よくオークたちは恒例の仲間割れで殺し合い自滅しており、なんとかサムはフロドを救い出す。死んだオークの装備を使ってオークに偽装した二人は再び滅びの山を目指す。途中、重さのあまりオークの鎧をフロドが脱ぎ捨てていくが、追跡してきたオークたちの会話により、それをゴクリが見つけて着ていたこと、結果的にそのおかげでフロドとサムは命拾いしたことがわかる。サムはフロドに、シェロブの巣でゴクリの裏切りがあったことを話す。

    アラゴルンらの陽動作戦で、オークやナズグルたちは黒門付近に集結しており、おかげでフロドとサムは一度オークの行軍に巻き込まれ(仲間と間違われ)途中のどさくさで逃げ出すトラブルがあった以外は、戦うことなく滅びの山へ辿りつく(ただし飢えと疲労は限界)。そしてついにその亀裂へ指輪を投げ込む段になってフロドは誘惑に負け指輪をはめてしまう。しかしそこへ二人を尾行していたゴクリが飛び出し、指輪を奪おうとフロドと格闘、ついにフロドの指ごと噛み切られた指輪と共にゴクリは亀裂へと落下していく。こうして指輪は滅ぼされた。

    噴火で逃げ場を失い死を覚悟したフロドとサムを、ガンダルフの要請で鷲の王グワイヒアらが救い出す。サウロンが滅びたためモルドール軍も潰走、ゴンドールにも平和が訪れる。療病院で出会ったファラミアとエオウィンは恋に落ち、指輪の仲間たちも再会。アラゴルンの戴冠式が行われ、ミナス・ティリスに王が帰還する。ローハン王となったエオメルや裂け谷の双子らはそれぞれ故郷へ。指輪の仲間たちは滞在するよう頼まれ、やがて裂け谷から花嫁アルウェンがエルロンドやガラドリエルらと共に到着、アラゴルンとアルウェンの結婚式が行われる。

    指輪の仲間たちもゆっくりとそれぞれの故郷へ帰国の旅に出、レゴラスとギムリはファンゴルンの森の探検へ。フロドは裂け谷でビルボと会ったあとホビット庄へ向かうが、ホビット庄は戦乱のどさくさでやってきた人間のごろつきたちによって占領されていた。実は敵の親玉はサルマンの成れの果て。しかし見違えるように勇敢な戦士となっているメリーとピピンを中心にホビットたちは反撃、サルマンは蛇の舌グリマの裏切りによって殺され、ホビット庄にはようやく平和が訪れた。しかしフロドの心が癒されることはなく、やがて彼は灰色港から、指輪所持者としてビルボ、ガンダルフ、ガラドリエル、エルロンドらと共に西方へ旅立って行くのだった…。


    終わっちゃった(泣)滅びの山のサムとフロドのやりとりは、映画の場面ともオーバーラップして涙なしには読めない。大事にもってきた料理道具を捨てるサムの決意、美しい記憶がもう思い出せないというフロド、指輪は持てないがフロドは背負えると言って彼を負ぶってゆくサム、そしてゴクリの最期。

    アラゴルンがミナス・ティリスに帰還して、盛大な戴冠式、そしてアルウェンとの結婚式。めでたしめでたし、で終わることもできるのに、実はこのあと文庫本1冊分くらいの分量がまだ残っていて、指輪の仲間たちの帰国の様子が丹念に辿られる。木の髭とファンゴルンの森で再会、裂け谷に立ち寄りビルボと会って、踊る仔馬亭に宿泊…と、彼らが来た道を、もう一度逆に辿りなおす旅。ホビット庄でもう一波乱あったのはすっかり忘れていました。メリーとピピンの勇敢なことよ。そしてフロド以上に真の主役だったサム。彼はロージーと結婚し、子供も生まれ、ホビット庄で平和な人生を送る。

    映画の記憶と混ざっているため、文章で読むと意外とレゴラス活躍してないな、と気づく。アラゴルンは王様なので一目置かれてはいるけれど、やっぱり活躍らしい活躍をする場面は実はそれほどなくて、原作の主役はあくまでホビット4人とガンダルフという印象。映像になるとやっぱり華やかなエルフのレゴラスは注目を集めざるをえないし、アラゴルンのみならずボロミアやファラミアの存在感も素晴らしかったので、映像と演技の力、やっぱり大きいなと改めて。エオメルも小説だとやや影薄いのだけど、ガラドリエル様推しのギムリとアルウェン推しのエオメルのやりとりは可愛いかった。

    地図だけを1冊にまとめた本(https://booklog.jp/item/1/4566023761)があるので、今回はそれも参照しながら再読しました。とりあえず今猛烈に映画のDVDを見返したい!指輪滅却は中つ国の暦で3月25日なので、ちょうどいいタイミング。週末引きこもって一人指輪祭り開催しようかしら(笑)

  • 改めて著者の想像力に脱帽
    その世界観の深さに私は着いていくのに必死だった
    読み切るのに時間かかった…

    映画で観た印象と小説のタッチの違いを噛み締めた
    小説は壮大な神話、古代から語り継がれてきた書物を読んでいるような気分

    お疲れ自分!笑

  • 再読。

    なが〜〜い旅もようやく終わり。
    本当に長かった。
    映画で端折られてた指輪の旅後のあれやこれやも長め。
    なんだかんだで映画の方が好み。

    全編を通じてやっぱりサムのセリフにはひっかかる。
    こんなに活躍して英雄然としていて、「おら〜ですだ。」はイメージからかけ離れすぎてる感は否めない。
    ゴクリの台詞回しはしっくりきてるのになぁ。

    どんなシリアスなシーンでもどこか牧歌的なイメージ。
    読者対象が少し低めに設定された翻訳だから?
    だとしたら現代にあった訳で固有名詞も原文に沿ったもので読み直してみたい作品。

    なにはともあれ、めでたしめでたしと言えない全体的なラストの物悲しさからのサムのこれこそ幸せ的なラストにグッとくる。
    帰るところが暖かさで充ちているのは幸せなことよね。

    ファンタジー欲求が十分満たされました。
    満足です。

  • あー、遂に終わった…
    本当に読み終えるのに苦労した。
    訳詞が古くて骨が折れ、途中かなり他の本に浮気とかしたけどとにかく読み終えた。
    読み終えたらこれまた苦労した分感慨もひとしお…本当にフロド達と長い長い旅をしてきたような気持ちがある。
    最後のホビット庄に帰ってきてから、映画では省かれた戦争の話があってびっくりした。
    長旅から帰ってきたのにまた一悶着…なんとも大変。
    でもラストの終わり方は、映画は原作に忠実に再現したんだなぁ。
    読むのは大変だけど、壮大なストーリーでやっぱり面白かった。

  • 途中から、特に滅びの山に登り始めてから、フロド視点が減っていってサムに移っていくんだよね。
    それが悲しいけれど暗くはない、このラストにつながっていく流れなのかなと思った。
    やはり時々読み返してみるべき名作。ってかファンタジーの基本だよね。

  • 再読。ようやく読破!
    1回読んだだけだったからいろいろ忘れてたけど、読み返して良かった。
    やっぱり映画よりも原作のほうが好き。
    終わりかたも全然違っていて、原作ではホビット村でもうひと悶着ある。この話でホビット達が指輪の旅で大きく成長したことがよく分かるので、やっぱ原作がいい。
    最後の最後、フロド達を見送るシーンは映画以上に感慨深かった。

    読破してみて思うことは、原作はとっても長いけど、長い分だけいろんなキャラクターについて細かいところまで描かれているため、各キャラクターに対する印象がよい方向に変わったということ。
    映画ではあまり好きでないフロド、ピピンなどなどが、かなり好きになった。
    前から好きなサムや馳夫なんかは、さらに好きに。やっぱサムは訛ってる方が好きだな~

    映画しか見てない人にはぜひおすすめ…だけど9冊はちょっと勧めにくい。

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著者プロフィール

(1892-1973)オックスフォード大学教授。言語・神話への豊富な知識を生かして創造された別世界ファンタジー『指輪物語』は世界中に熱狂的なファンを持つ。他に『ホビットの冒険』等がある。

「2022年 『終わらざりし物語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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