オオカミ族の少年 (クロニクル 千古の闇 1)

制作 : 酒井 駒子  さくま ゆみこ 
  • 評論社
3.95
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本棚登録 : 1090
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566024113

作品紹介・あらすじ

「おまえに誓ってほしいことがある」父さんが言った。「山を見つけるんだ。"天地万物の精霊"が宿る山だ。…そこにしか望みはない」-紀元前4000年の森-巨大なクマの姿をした悪霊に襲われた父との誓いを守り、"精霊の山"をさがす旅に出たトラク。道連れは、生まれて間もない子オオカミのウルフ。"案内役"とは?精霊にささげる"ナヌアク"とは?…いよいよ冒険が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 紀元前4000年の森で、父と共に生きていたオオカミ族のトラク。
    父は、巨大なクマの形をした悪霊に襲われ瀕死の重傷を負う。
    トラクは、父に〈天地万物の精霊〉が宿る山を探すように言われて誓いを立てる。
    父に急き立てられるようにして出発したトラクは、生後3か月のウルフと出会い、ウルフを〈案内役〉に、あてもない旅に出る。

    紀元前4000年のヨーロッパ、自然を支配するのではなく、精霊が宿っていると考えて自然と共生している人々の姿は、インディアンや南米の原住民、日本のアイヌ民族などを彷彿とさせる。
    でも舞台のヨーロッパの森ってどんなのなんだろうと、うまく想像を膨らませることができなかったのですが。カナダみたいな針葉樹林でいいの?トナカイがいるくらいだから、南米のアマゾンとか、日本の屋久島なんかはきっと違うんだろうなぁ。想像力の貧困、嘆かわしい。

    主人公のトラクは、オオカミ族で、ウルフと意思疎通を図ることができる。
    ウルフから見たトラクが、ちょっと間抜けに見えて面白い。
    ちょっと調子はずれな遠吠えをして、耳も鼻も使い物にならない。後ろ足をはずしたり、自分の皮をぬいだりする。いつまでも寝ていて、起こすと不機嫌になる――。

    この1冊でも一応話としては完結しているけれど、まだまだ続きがあるらしい。
    訳がぴったりで、とても読みやすいので、続きもまた読もうと思う。

    • 円軌道の外さん

      おはようございます(^O^)


      いやぁ〜
      なんかワクワクしてくる話ですよね(笑)


      ファンタジーにも
      個人的にハマる...

      おはようございます(^O^)


      いやぁ〜
      なんかワクワクしてくる話ですよね(笑)


      ファンタジーにも
      個人的にハマるのと
      性に合わない世界観のがあるけど(笑)、

      この物語は
      絶対自分にも合うやろなぁ〜って
      レビュー読みながら
      ビビビときてました(笑)(^_^;)



      あと、精霊の棲む森というと
      自分は真っ先に
      ムーミンを生んだ
      フィンランドの森が
      イメージとして浮かんできます(^_^)v


      読みたいリストに書いて
      今度チェックしてみますね(笑)


      2013/02/06
    • マリモさん
      円軌道の外さん

      こんにちは!
      なるほど、フィンランドですか。
      オオカミやトナカイがいたり、美しい森、氷河が出てきたり…
      実際、地理的にもそ...
      円軌道の外さん

      こんにちは!
      なるほど、フィンランドですか。
      オオカミやトナカイがいたり、美しい森、氷河が出てきたり…
      実際、地理的にもそのあたりなのかもしれません。
      次の巻を読むときは、もっとイメージを膨らませて読みたいなぁと思います。

      児童書に分類されますが、全然大人でも楽しめる内容です。
      少年の、使命をおびた冒険ものってわくわくしますよね。
      円軌道の外さんなら素敵なレビューを書かれそう。ぜひぜひ読んでみてください♪
      2013/02/06
  • 児童書のカテゴライズ(図書館の棚も児童書だったけど)大人が読んでも充分楽しめる重厚な物語。表紙の酒井駒子さんの画も、雰囲気があって素敵だし。
    分厚さに躊躇していたのが悔やまれる。


    物語の舞台は、いまをさかのぼること6000年前(!)
    北ヨーロッパの針葉樹の森を彷彿とさせる、古代ファンタジー。
    冒頭から、一人深い森に放り出されるかっこうで「万物の精霊の山」を目指すことになったトラクは弱冠12歳の少年。
    山を目指すことになる前は父親と二人、人里離れた山奥で狩りをして暮らしていたものの、まだまだ知らないことのほうが多い子供だ。
    一人で山を目指さなくてはならなくなった原因も衝撃的だけれど、
    トラク少年が理由もわからず、けれど立てた誓いを守るためにひたすら山を目指す心境は、同じく理由を知らない私たち読者とて一緒で、だからトラクの行く末に待ち受ける運命に、彼と同じ気持ちで臨めるのだと思う。

    秋から冬へ移ろう森をはじめとする自然の美しい描写。
    そこを駆け抜ける獣たちのしなやかな姿。
    梢でさえずる鳥たちの歌声。
    旅の案内人そしてトラクの数少ない友人となるウルフの独特の言い回し。
    どれもこれもが、その世界で息づいているかのような文章もとても魅力的。
    全6巻だけれど、この1冊でひとまず一件落着はしているので、これだけ読んでも充分楽しい。
    まぁ私は、これから図書館に行って続きを借りてくるつもりだけれどねっ♪

  • なかなか面白かったのに、なんかラストがぷちっと切られた感じだなぁ。翻訳物の決まりなんだろうか。余韻が残らない。古王国記もそうだった。
    狩猟民族のファンタジーです。獣の臓器の苦さまで伝わってきそうでした。よく調べられてるな、と思います。
    謎解きがえらくあっさりしてたな、という不満も多少ある。
    ウルフ可愛すぎ!

  • …これは好みかも。
    談話室でオススメされて
    図書館で借りてきた一冊。
    何気なく読んでいたのに
    いつの間にか引き込まれていた。

    シリーズ通して読むべきだな~
    この本だけでも盛り上がったけど
    最後まで見届けないと!という
    変な使命感がある(笑)

    作り込まれた世界は入るのが大変だけど
    一度入ってしまったら抜け出せない。
    あ~続き気になるなぁ。

  • 荒川図書館図書館員の太鼓ボンで興味。

  • 児童書ながら読み応えがあります。オオカミ族のトラクの試練の続く旅にオオカミの子ウルフと、ふたりを助けるレンという少女が旅の友となります。さっきまでは父親に庇護される少年だったのに、運命に成長する事を強いられるトラク。まだ謎が残ってお話は先に続きます。できたら続く巻も読んでトラクの成長を見守りたいです。

  • 2013~2016 読了

  • 「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「3. ファンタジー・冒険」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
    「子どもを本好きにする10の秘訣」>「冒険・ファンタジー」で紹介された本。

  • 古代のファンタジーというところに惹かれて読みました。暮らしぶりや、衣服、道具など、古代の人々の生活を垣間見られるのは、とても興味深かったです。
    物語は、ひとつひとつのエピソードがもっと困難なものかと思ったら、割にあっさりとしていた感じです。重厚さというと、今ひとつかもしれませんが、サクサクと読めました。

  • 最近のファンタジーの中ではいい作品だと聞いて、読んでみた。
    かなり研究して書いたことか窺われ、そこには好感を持った。
    ただ、これを初めてのファンタジーとして読む子どもと同じ気持ちにはなれない。今まで色々な読んでしまって、ある程度パターンが見えてしまうので。
    仲間とアイテムを手に入れながら主人公が成長し、悪しきものと戦うという、今はゲームでもお馴染みのパターンは、そのまま。悪くはないけど、初めて指輪物語を読んだ時のような興奮はない。
    続き、読もうかどうしようか。

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