- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566024236
感想・レビュー・書評
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登場人物も舞台の広さも最小限なのに、面白さが最大限。
こんな状況、しかもまだ10代だというのに、主人公がとてつもなく実直で、応援したくなる。
世界に自分1人が生き残るのと、嫌なヤツと2人きりになるのと、どっちがいいかといえば、私は前者です。 -
アンの強さ、弱さ。あんな状況でよく頑張った。
ジリジリくる恐怖に自分なら屈してしまう。
まさか子供向けコーナーにあるとは思わず、本屋で探すのに苦労した。大人向けにも置いて欲しい。 -
1970年代に書かれたとは思えない
核戦争後の描写がすごい
日記のような書き方をしていて
初めの方は少し読みにくさを感じて
眠気が襲ったけど
読み進むにつれてぐいぐい引き込まれて
読み終わるまで寝られなくなった
広島でも比治山を境に街が残ったりしているので
谷間だけひっそりと核爆弾から免れる事はあり得るかもしれない
防護服の描写やガイガーカウンターなど
9.11の震災後に初めて知ったようなこともしっかりと書かれていてゾッとした
この本のテーマはキリスト教がベースにあって
そんな事は知らずに読み進めたけど十分すぎる内容だった、今もピンとはきていないけど
15.6才の少女であるアンの生活力の高さにはびっくりで、畑の世話や種取りや牛や鶏の世話などなど、これだけの事がこの時代(1970年代)ならできる人も多かったんだろうなと思うと、現代人は生き残っても生きていけるのか不安になる
生きるとか、生き残った時の未来を考えるとか
なかなか重たいテーマだけど、アンのルーミスに対する乙女心、ミステリーの要素も相まって
最後まで読んでしまう感じ
図書館で借りたけど、児童書のところにあってびっくりした -
世界の終末での日常と異常。
面白かった。
余談だけど装丁の「海外ミステリーBOX」のロゴマーク、場所を移動することはできなかったんだろうか。わざとなのかな -
核戦争の後。放射能の影響を受けない谷に暮らす生き残った少女。1970年代の作品だが、現在においても得るべき教訓のある本だと思う。高学年~YA向けの書籍ではあるが、大人にも。
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クリス・パイン大好きなので出演映画の原作であるところのこちらを購入。試写会に行ったあと、直前に買ってあったこちらを読み始めたんだけど、読むの止まらなくてあっという間に読了してしまった…。
これほんとに児童書?って思うくらい辛くて怖い話だった…。
しかも40年以上前の作品なのにまったく古さを感じさせない。それだけ人間は進歩してないってことかと暗澹たる気持ちにもなる。
昨日試写会の後に解説してくれた松崎さん(だったかしら?)が、「原作者はこの作品を完成させる前に亡くなられたので奥さんと娘さんが完結させた。ネタバレになっちゃうからあんまり言えないけど、それを踏まえて読むと興味深い」的なことを仰っていたんだけど、ほんと興味深い…。
これどこまでが原作者の方が書かれてた所なのかな…。14章より先までは書いてたのかな…。
児童書だけど、これ小学生の時に読んでたらトラウマになるわ…。
読んでよかったとは思うけど心が重いです。
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