- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566024250
感想・レビュー・書評
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すごく読みにくかった。どろどろした嫌な空気はずっと感じられたけど。
人を殺そうと思うことと実際にやってしまうことと、誤ってやってしまうことは意識の上では一緒なのかも。
だから二人ともたえられない気持ちでいる。他者から見ればまったく違うけどね。だから親たちと子供の心の溝は埋まらない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
過失で(しかし間違いなく自分の怒りによって)恋人を死なせてしまった18歳の少年が、生活の立て直しのため預けられた叔父の家で出会う11歳の従姉妹の不可解で不快な態度……それは何故なのか――という話。 忍耐強い主人公に共感してハラハラしながら一気に読んでしまった。
何だろう、この作者、とても堅実な印象を受ける。一文一文が地に足がついているというか、型通りな展開など絶対しないし、メロドラマティックに流れることも一切ない。ひたすら重いテーマが地を這うように展開して、でもきっちり昇華させて、希望を見据えて終わる。 出会えてよかった。 -
テーマが重たいので……
救いはあるのでまだ良かったけれど。 -
日本人の話かと思ったら海外の話だった。
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テーマは「贖罪」。
終始リリーが恐ろしいけど、最後はホッと出来ました。