三国志 Three Kingdoms Unveiling the Story
- 美術出版社 (2019年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784568105148
感想・レビュー・書評
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東京国立博物館特別展「三国志」の公式図録。数多くの展示物の詳細な解説が載っている。
本図録を読むと、2005年に発見された曹操の墓(曹操高陵)が考古学的にも三国志研究においても
非常に大きな意味を持っていると再確認できる。
横山光輝三国志や吉川栄治三国志、ゲームなどでのイメージとは異なった
リアル三国志(当時の衣食住など)の世界に没頭できる。三国志ファンなら絶対に購入すべき。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019年に東京国立博物館で開催された三国志展の公式図録。
そのまま数年積んどいたが、改めて読み直すと当時のワクワクが蘇ってくる。
今考えても、あの展示は中国各地の博物館に散らばっている三国志ゆかりの品々が
一堂に会し一気に見ることができたし、
解説も詳細で臨場感に溢れてとても良いものだったと思う。
その感動がこの本の中にも含まれていて、
簡単ではあるが三国志の基本的な知識から文物の詳細、あの時代の風俗などが
「公式図録」にもかかわらず詳細に書かれていて読み物としても面白い。
というか、最後の参考文献のページすら面白い。
しかも図録でほぼオールカラーでこの分厚さで2,315円は
かなりお買い得だったんじゃないか。
今回は一通り読んだが、また折に触れて読み返したい。
個人的には、この三国志展の後に臨沂の王羲之故居に行ったのだが
そこでなんだかよく分からず見た「臨沂洗硯池晋墓」が
実はここでも多くの展示があったというのをこの図録で知るという。
そういう後からの発見もまた楽しい。 -
「三国志展」出品の図録だが、後漢〜三国期の文化風俗が包括的に視覚化され、巻末の講座を含め解説文も充実しており、三国志に関心ある人、展覧会に行った人行けなかった人、全てにお薦めの内容。物語の世界から入った人が大半だろうが、展示品を見るにつけ、そこには生きた人が居て、触れた物、使った物があったという事実を、リアルに感じる事が出来る。呉服に象徴されるように、生活様式や食物を通して、古代中国と日本文化の共通性にも言及されており、隣国との近さを改めて実感する機会にもなるだろう。
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この本を購入した三国志展を思い出しながら読んだ。三国志は物語が有名だけれど、この本では歴史的な側面を強く感じた。
資料の説明が、出土場所など丁寧に記されていて面白い。西暦3年ごろの小物や武器などよく見つかったな、というものばかり。
だけど展覧会の工夫された空間を使った、弩弓や曹操の墓の再現の展示の派手さはやはり見応えあったなあとおもう。(そこは収録されていない)
曹丕が欲しがり、職人が途絶えたので復元させた帯金具。とても複雑な形で、金や宝石がたくさん用いて作られている。曹植の豆の歌のエピソードも面白い。
隷書体が三国時代の正式な書体。
白虎は天下泰平の時に顕現する瑞獣。
三国志の時代の習慣が垣間見えて面白い。 -
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