浮世絵の歴史

  • 美術出版社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568400441

作品紹介・あらすじ

はじめてコンパクトな1冊にまとめられた浮世絵の全歴史。掲載作品266、全点オールカラー。浮世絵版画の諸形式・錦絵の色摺順序・浮世絵史年表・絵師生没年表・絵師の系譜・略伝付索引など、図版・関連資料充実。浮世絵の学習・鑑賞に最適・必携の浮世絵史入門書。

感想・レビュー・書評

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  • ちょうど本書を購入したのとタイミングをあわせて、江戸東京博物館で大浮世絵展が始まるということで、本書をざっと読んでそちらの展覧会にも行ってきました。本書のおかげで、すでに聞きなれた浮世絵師の作品も多く、展覧会もおおいに満喫できました。
    本書は浮世絵誕生前史として室町時代後半から現代(昭和)までの浮世絵の歴史をカラーの絵とともに紹介している本で、本のボリュームや値ごろ感、また記述の理解しやすさなどは初心者にはちょうど良いと思います。正直昔はどの浮世絵も同じに見えていたのですが、本書を読み進めていくと、なんとなく各浮世絵師のくせというか特徴がわかるようになり、自分のお気に入りも出てくるようになりました。本書をきっかけに自分のお気に入りの絵師をさらに深堀することになりそうです。

  • 図書館で借りた本。江戸初期の狩野派から浮世絵誕生、大正時代の絵師まで紹介している。美人画をかなり紹介してるが昔の人の着物は派手なデザインが多く、目が細いうりざね顔が美人のカテゴリーなんだと再確認。北斎・国芳・広重の絵が好きだ。江戸時代は好きだ。

  • タイトル通り、浮世絵の興りから終焉までの200年余りの概略。主要な浮世絵師は網羅しているので浮世絵の歴史を駆け足で学びたい人にはうってつけの一冊。某所での記事作成に使わせて頂きました。

  • それなりに詳しい。

  • 分かりやすくまとまっている。参考書として◎。

  • 課題の資料として読んだのですが、凄くおもしろかった。浮世絵を通して、江戸の色々が描かれていた。やっぱり浮世絵いいな…。

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学美術史学科卒業、同大学院修士課程修了。東京国立博物館絵画室員、名古屋大学助教授、東京国立博物館調査室長・情報調査研究室長を経て、現在、学習院大学教授、千葉市美術館館長、美術雑誌『國華』編集委員。
若冲はじめ玉堂・抱一など研究対象の豊富な近世絵画、春信・歌麿・北斎らが絢爛と活躍した浮世絵、それらの研究を主導し、独自の小林史観を確立。伊藤若冲の魅力をいち早く公に紹介したり、はじめて「春画」を学術研究の対象として扱うなど、その功績は大きい。

「2010年 『江戸の絵画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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