- 本 ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784568430707
感想・レビュー・書評
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一夜漬け…ではあるけれど、美術史ではない気がする。ただ、文章がとても読みやすくて、中身も真面目じゃなくて愉快。美術が好きになる。
2015/9/1詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書録「一夜漬け日本美術史」3
監修 山下裕二
出版 美術出版社
P16より引用
“核兵器にやられてもやられても、そんなものごときでは人間の
存在ってのは消せるもんじゃない。そう言ってる絵なんだよ。渋
谷で見てね、タダだし」”
目次から抜粋引用
“日本美術を体感せよ!デカイ、かわいい、切ない……
これから来る!注目アーティスト
お宝を探しに出かけよう!本格派美術館ガイド
一夜漬けでは歯が立たない?日本美術史特別講座”
美術史家で大学教授である著者による、日本美術を紹介する一
冊。
はにわから現代美術まで、有名無名の迫力ある美術作品が歴史
背景とともに記されています。
上記の引用は、岡本太郎作「明日の神話」という作品について
の一文。核に関してとかく不快縁のある日本ですが、生きている
間はなんとか頑張れたらいいなと思います。
紹介されている美術館の大半が関東方面なので、他地方の方に
は少し遠い場所の話に感じてしまうかもしれません。
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本当に面白い。ド派手な色彩のもの、どでかいもの、いやらしいものといったインパクトが大きな美術を惜しみなく持ってきて、日本美術の裾野の広さを感じさせる。眺めるだけでも楽しい。美術館に行きたくなる一冊。
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ともかく作品を、薀蓄抜きで味わおう
というコンセプト
金属額縁付きの日本画が嫌いな山下裕二
源氏物語絵巻もあまり好きじゃないそう
79 御舟、死後に大観が褒めたが・・・
82 大観は筆ネィティブ、御舟はそうじゃない
85 落款の字も下手
104 佐伯の絵、屋外で描いたからゴミ塗りこめてる
121 中国の美術は王朝がなくなると全部壊す、ドリフのセットみたいに
129 漫画家>現代美術家
127 江戸の絵画、豊かな実りがある。仏像はダメ。マニアックな偏愛はあるが・・
仏像は鎌倉で終わり
中国は宋でおしまい。人物画もおしまい。8世紀で山水画と花鳥画に移行してしまう
牧野邦夫、狩野一信の五百羅漢図
タナカカツキ、ほしよりこと美術館訪問
板倉聖哲と中国美術&日本美術対談
142ページと薄っぺらい本だけど、内容盛りだくさんで面白い
54ページに辻惟雄が -
○○美術館に潜入!シリーズが楽しい。自分が行ったことがある美術館で、観たことある作品があると本当に面白い。そうだったのか!と学べるし、学術書よりも読みやすい。かなり頭に入ってくる。
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五百羅漢図のインパクト。
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エディション: 単行本(ソフトカバー)
出版社: 美術出版社
出版日: 2012/2/27
著者プロフィール
山下裕二の作品





