ヌードの美術史 身体とエロスのアートの歴史、超整理 (BT BOOKS)

制作 : 美術手帖編集部 
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568430714

作品紹介・あらすじ

古代ギリシャから現代アートまで永遠不滅の名作250点。ヌードと身体表現、2600年の歴史を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 借りたもの。
    美術におけるヌードの価値観・表現、製作者や鑑賞の解釈の変容を図版と共に解説。
    美しさ、エロスの追求にアートとは何か――画家は何を表現しているのか、鑑賞者は何を求めているのか――が垣間見えてくる。
    美の追求は時代が下ると様式美になり、それを打開しようと禁忌とも言える領域にじりじりと踏み込んでいく。
    道徳問題――ともすればポルノ、プライベートののぞき見、過激になれば犯罪的・猟奇的?――とぶつかりつつ、身体への関心――礼賛や隠されたものへの探求――も絡んでいる。それをさらに突き詰めれば身体改造的表現も!
    分厚くないけれども、要点がよくわかる。

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著者プロフィール

宮下 規久朗(みやした・きくろう):美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒、同大学院修了。『カラヴァッジョーー聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞など受賞。他の著書に、『バロック美術の成立』(山川出版社)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』、『美術の力』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)、『ヴェネツィア』(岩波新書)、『闇の美術史』、『聖と俗 分断と架橋の美術史』(以上、岩波書店)、『そのとき、西洋では』(小学館)、『一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』(ちくまプリマー新書)、『聖母の美術全史』(ちくま新書)、『バロック美術――西欧文化の爛熟』(中公新書)など多数。

「2024年 『日本の裸体芸術 刺青からヌードへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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